AI電話自動応答システム「MOBI VOICE」に新機能搭載!音声認識や発話速度、データ管理など大幅アップデート
最終更新日:2024/04/10
モビルス株式会社が提供するAI電話自動応答システム「MOBI VOICE」に新機能が搭載!
人名をカタカナで書き起こしする機能や復唱時の音声再生スピードの変更機能など、利用者の声を反映させたサービスが提供されました。
このAIニュースのポイント
- AI電話応答システム「MOBI VOICE」に利用者の声を反映させた新機能が多数搭載
- 音声認識の変換機能や発話速度、自動応答オプションなど細かくカスタマイズできるように
- 人手不足が深刻化するコールセンター業務や自治体の相談窓口などの業務効率化に貢献
「MOBI VOICE」概要
MOBI VOICEは、音声認識・音声合成エンジンを活用して、電話での問い合わせに24時間365日自動で応答できるシステムです。
管理画面へのログイン後、最短5分で電話自動応答サービス公開が可能で、注文や手続きの一次受付やオリジナルで作成したシナリオ・IVRでの自動音声対応や、自動発信で電話をかけ情報発信するなどアウトバウンドコールが実現できます。
採用難で人手不足が深刻化するコールセンター業務や自治体の住民相談窓口、レストラン・店舗での問い合わせ対応を効率化し、顧客満足度やサービス品質向上をサポートします。サービス障害・災害・新型コロナウイルスによる顧客や住民からの電話が殺到した場合にも、状況に応じて自動音声シナリオを即時作成できるため、BCP対応にも活用することが可能です。
今回のアップデートでは利用者の声を反映させ、人名の書き起こしをカタカナ変換できる機能や、復唱時の音声再生スピードの変更機能、チャットボットシナリオの自動応答オプションなどの機能が新たに搭載されました。
新機能について
1. 人名特化型カナ変換エンジン
MOBI VOICEの音声認識は、自動的に一般的な語句を元とした漢字変換を行っており、人名が誤変換されることがありました。
これを解消するため、人名に特化したカナ変換音声認識エンジンを搭載し、設問毎にカナ変換エンジンの利用を設定できるよう改善されました。「お名前を教えてください」等の人名の回答を促す設問がある場合に利用すると、回答内容がカタカナに変換されます。
2. 復唱時の発話速度変更機能
設問の回答を復唱する際の「音声再生速度」を、電話設定の音声再生速度とは別で設定できるようになりました。
回答を復唱する際、数字だけで構成される回答だと復唱スピードが著しく早くなってしまうことがあります。復唱速度に違和感がある場合は、設問毎の音声の復唱速度を調整することも可能です。
3. 「MOBI AGENT」シナリオの自動応答オプション
「MOBI VOICE」はチャットボット・有人チャット、RPAなど外部連携シナリオの設定を始め、ビジュアルIVRや固定電話からの流入・転送、受注システムへの入力データ連携、SMS送信など、様々なシステム連携ができます。特にモビシリーズのチャットシステム「MOBI AGENT」・チャットボット「MOBI BOT」とのスムーズな連携は、特徴の一つです。「MOBI AGENT」・ 「MOBI BOT」で作成したシナリオを「MOBI VOICE」で呼び出すことができます。
今回のアップデート後、「MOBI VOICE」の管理画面から「MOBI AGENT」・「MOBI BOT」のシナリオを制御する設定ができるようになりました。例えば、「MOBI AGENT」・「MOBI BOT」のシナリオ開始部分を制御するなど、より柔軟な活用に対応しています。
4. 修正受付の期間設定
設問とその回答結果をSMSで送信しエンドユーザーが確認できる「マイページ」機能を拡張し、マイページの編集、閲覧ができる時間が設定できるようになりました。
これまでは60分の固定時間となっていましたが、これが最大99,999分(69日と10時間39分)まで自由に設定できるようになっています。
5. 回答結果の承諾チェックボックス
エンドユーザーの設問への回答内容をウェブページ上で確認できる「マイページ」に、回答内容の承諾を行う「確認しました」のチェックボックスを表示できるようになりました。
チェックボックスのラベルは、管理画面上で任意の文字列に変更することができます。住所変更の自動受付でMOBI VOICEを利用する場合など、エンドユーザーによる最終確認のエビデンスを取得したい場合に役立ちます。
6. 再入電着信の検索およびラベル
一定期間内に同じ電話番号から着信があった場合に、着信ログ一覧画面にラベルがつくようになりました。
31日以内/1週間以内/24時間以内/1時間以内 の間隔でログにラベルがつく他、ラベルを使ってログの検索ができます。「何度も電話をかけてくる=温度感が高い」と言えるため、優先対応時に参考になる検索軸として活用できます。
7. 発着信ログ 音声再生シークバーの追加と長文回答時の表示エリア改善
発着信ログに、回答内容の再生制御(途中停止、再生位置指定など)ができるよう、シークバーが追加されました。
また、これまで回答結果は1行のテキストフィールドで表示されていましたが、エンドユーザーの回答内容が長文になった場合、文字数に応じてテキストエリアで回答結果を表示するよう変更されています。
関連資料で活用方法や導入事例についても公開
負荷の重い定型業務や電話対応の課題や解決策として、ボイスボットの活用方法や導入事例インタビューをまとめた資料も公開されています。詳細は公式ホームページをご確認ください。
利用者の声を存分に反映させた今回の大幅アップデート、今後ますます注目が集まりそうですね。
出典:PR TIMES
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