生成AI

最終更新日:2025/06/02
PFUは、同社提供AI-OCRソフトウェア「DynaEye 11」をレベルアップし、ドットプリンター印字に対応したと発表。合わせて、「生成AI連携オプション」も新たに追加しています。
このニュースのポイント
株式会社PFUは、同社提供AI-OCRソフトウェア「DynaEye 11」のレベルアップを発表。ドットプリンターによる印字やFAXの読み取りに対応します。さらに、「生成AI連携オプション」や「出力データ変換」機能を新たに搭載しています。
現在、流通業界では、急速に進む消費者ニーズや流通量の増加に対応するため、効率的な業務管理が必須となっています。
その一つとして、伝票、注文書、納品書など、紙媒体として管理されている書類をデジタル化し、他のシステムと連携させる必要がありますが、ドットプリンターで印字された伝票や、FAXで届いた書類、複雑な明細を含む書類においては、従来のOCR技術では認識精度が低く、最終的には手作業による修正が必要となるケースが多く、業務効率化が進まないことが課題に挙がっています。
今回の「DynaEye 11」の機能強化では、これらの課題解決に向け、特にドットプリンターやFAXの活字をデジタル変換するAI-OCR機能の精度改善を行いました。
AI-OCRを強化し、カスレや薄い印字など、低品質な活字も高精度に認識が可能に。これにより、ドットプリンターで印字された伝票やFAX注文書など、従来読み取りが難しかった罫線との接触や特殊フォントを含む帳票も正確にデータ化できるようになりました。
伝票やFAX注文書を利用する業種が抱えるデータ入力業務を約70%効率化し、業務の迅速化と精度向上が期待されます。
また、新機能「生成AI連携」が追加。請求書や注文書などに含まれる複雑な明細項目を高精度に読み取ることができ、項目名が複数行にまたがるケースや、一行に複数の情報が混在しているケースでも、明細項目として整理された形式で出力可能です。
さらに、出力ファイルのカスタマイズを可能にする「出力データ変換」機能も新たに搭載されました。この機能を活用することで、認識結果の任意の値への置換や出力ファイル名のカスタマイズ、案件ごとに整理されたファイル出力など、後続システムに最適化された出力形式に自動で変換できます。
データ入力から業務システムへの連携がスムーズになり、業務フローがより一層効率化されます。
PFUは、今回のレベルアップ版の提供により、これまで以上に幅広い業種・業務における多くの顧客の業務効率化を実現していくとコメントしています。
出典:株式会社PFU
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