エクサウィザーズ、スマホを使い音声から認知症を診断するAI医療機器の開発に着手
最終更新日:2023/07/21
エクサウィザーズは、会話音声から認知症を診断するAI医療機器の開発を開始しました。
このAIニュースのポイント
- エクサウィザーズは、会話音声で認知症を診断するAI医療機器を開発をスタート
- スマートフォン等の身の回りにあるデバイスで利用可能な診断形式を目指す
- 認知症の早期発見や診断支援など、社会課題の解決に取り組んでいく方針
株式会社エクサウィザーズは、認知症分野を対象に会話音声AIを活用したソフトウェアによるプログラム医療機器の開発を開始します。
エクサウィザーズは、昭和大学病院脳神経内科の認知症専門医と連携し、高い診断精度を保ちながら数分以内の迅速な認知症の診断を目指します。また、スマートフォンやタブレット端末のように身の回りにあるデバイスで利用可能なソフトウェアを予定しています。
今回開発するAI医療機器にはエクサウィザーズが独自開発したAI音声モデルを活用。現在、昭和大学病院脳神経内科でAI音声モデルを活用した探索試験を実施しており、結果として数分の会話音声から臨床レベルで使用できる精度が確認されています。
国内における認知症患者数は増加しており、将来的に日本における認知症の社会的コストは20兆円を超すと推定されます。こうした状況下で、エクサウィザーズは認知症の早期発見や診断支援が可能なAI医療機器の開発を行い、社会課題の解決に取り組んでいくと述べています。
出典:株式会社エクサウィザーズ
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