生成AI
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最終更新日:2024/04/04
国際産業見本市の主催・企画・運営における業界最大手のRX Japan株式会社。2023年5月10日(水)から12日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「第7回AI・人工知能EXPO【春】」を開催します。展示会の見どころについて、RX Japanの下田氏にお話を伺いました。
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AI・人工知能EXPO 事務局長 下田 アトム氏
―――本日はよろしくお願いします。2022年から今年のAIの流れについてどうようにお考えですか。
——下田氏
ChatGPTのような大規模言語モデルや画像生成AIの登場、それも含めAIが誰でも扱えるものになってきたことにより、新たな局面が来たと考えています。第三次AIブームが始まった頃のような盛り上がりが戻ってきたのではないでしょうか。これからのビジネスを考えていく上で、新たな情報をキャッチアップしていく重要性が飛躍的に高まってきたと感じています。
―――改めて「AI・人工知能EXPO【春】」の概要を教えてください。
——下田氏
『AI・人工知能EXPO【春】』は東京ビッグサイト南展示棟で5月10日から3日間にわたって開催する、日本最大のAIの専門展です。DX推進に活用できる様々な分野のサービスが出展され、商談の機会も多数得られます。『生成AI』や『チャットボット』『ディープラーニング』など、様々な業種に向けた最新のAI技術が集結します。他展示会も含めて約300社が出展し、過去最大の開催規模となる予定です。
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※*1 同種の展示会との出展社数の比較。
―――展示会では、どのようなAI技術やソリューションに出会うことができるのでしょうか。
——下田氏
話題の生成AIやChatGPT連携サービスはもちろんですが、チャットボットやディープラーニング、自然言語処理、画像認識・音声認識など革新的な技術に出会うことができます。例えば自然言語処理AIについては、人の感情を読み取った上でコミュニケーションを取れるAIなど、AIの進化を感じられるプロダクトも出展しています。他にも社内業務や工場のDX化、社内及び顧客のビッグデータの利活用など、様々な課題を解決するAIサービスが目白押しです。
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―――出展ブースの見せ方を変えているとのことですが、どのような施策を実施するのでしょうか。
——下田氏
これまでソリューションベースで行っていた出展ブースの「ゾーンニング」を、業界ベースへ変更しています。これまでの展示会では「どのような技術なのか」を明確化したいという来場者ニーズに応えるため、ディープラーニングや対話AI、画像認識といったテクノロジー毎での構成で開催していました。しかし近年では、「どのような活用ができるのか」というポイントに来場者ニーズがシフトしてきています。そこで今期は、「製造業」「小売り・流通・物流」「建設・インフラ」そして「医療・ヘルスケア」の主要業界を切り取り、業界特化のゾーンニングを行いました。
例えば「製造業」向けAIゾーンでは、工場の生産ラインにおける作業(品質検査など)の自動化や機械設備の故障予知などにご興味がある企業様向けの展示となっております。「小売り・流通・物流」向けAIゾーンでは、顧客情報を用いた需要予測、AIカメラによる不審者の検出、人員配置や配車計画の最適化などの展示が見られますので、ご興味のある企業様は是非足を運んでいただきたいです。来場者様がより自社に合うソリューションを見つけやすくなる他、活用イメージも掴める良い機会となればと思います。
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―――AI・人工知能EXPO以外の展示会はどのようなものがあるのですか。
——下田氏
『AI・人工知能EXPO』は『ブロックチェーンEXPO』『量子コンピューティングEXPO』と同時開催を予定しています。今回はこの3つの展示会に加えて、『デジタル人材育成支援EXPO』も同時開催します。企業の喫緊の課題となっているデジタル人材の育成に関するあらゆるサービスが集結します。これら4展が一つ屋根の下で開催されることで、今までにないビジネスの相乗効果が期待できると思っています。
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―――ありがとうございます。その他、展示会の見どころを教えてください。
——下田氏
今回も特別企画として、JDLA(日本ディープラーニング協会)主催のオープンセミナー「AI Table 2023」を開催します。AIの活用に関するさまざまなヒントがつまった最新情報が発信される貴重な機会です。今回は、JDLA×マイクロソフトの”⽣成AI Special Day”も行われる予定となっており、ここでしか得ることのできない情報が盛り沢山です。オープンセミナーなので、事前申し込みの必要が無く、どなたでもご参加いただけます。
またこのAI Tableブース内で、マイクロソフト協力の下BingのAIチャットを用いた体験デモも予定しています。ChatGPTやGPT-4に興味がある方、試してみたいけどやり方がわからないという方にもぜひ体験していただきたいと思います。
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―――エンジニアの方のみならず、様々な方が楽しめそうな企画ですね。カンファレンスの見どころを教えてください。
——下田氏
本展でしか聴けない貴重なカンファレンスが多数あります。『ソニーAI COOのMichael Spranger 氏』、今回ドイツ本社からお越しいただく『DeepL SE CEOのJaroslaw Kutylowski 氏』、『Stable Diffusionを開発したStability AI Head of JapanのJerry Chi 氏』の公演なども要注目です。『NVIDIAエンジニアの梅澤 孝司 氏』は最近注目されている『メタバース×AI』というテーマで登壇していただきます。
また日本におけるAIの第一人者、東京大学教授の松尾先生による基調講演ではAIと人材育成についてお話していただく予定です。今年は例年以上に充実したカンファレンスになりそうなので、私も楽しみです。
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―――目的のソリューションを探すことができるだけではなく、セミナーを通じて最新の研究結果や今後の可能性を学ぶことができる貴重な場なんですね。
―――最後に、ご来場を検討されている方へのメッセージをお願いします。
——下田氏
冒頭でもお話しした通り、生成AIの登場などにより、我々はビジネスの潮目が変わる瞬間に立ち会っていると思います。また、以前は限られた人にしか扱うことができなかったAIですが、今では誰もが使える時代が来ています。
AI活用について、明確なテーマを持っている方だけでなく、自社のDX化について広く情報収集されている方、AIで何ができるんだろうと疑問を持っている方など、様々な方にお越しいただきたいです。本展示会を活用することで、新たなビジネスに繋がる新情報がきっと見つかるはずです。お待ちしております。
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展示会やセミナーは、事前申し込みをすることで全て無料で参加することができます。生成AIの登場により、時代の転換期を迎えている中で開催される今回の展示会。AIをはじめとした社会を変革していくような技術が東京ビッグサイトに集結する貴重な3日間です。ご興味のある方は是非、足を運んでみてください。
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