大林組、Skydioが提供するAI自律飛行ドローンの実証実験を実施
最終更新日:2023/02/01
大林組は、建設現場の実証実験でSkydioが提供する「Skydio Dock and Remote Ops.」を導入しました。
このAIニュースのポイント
- AIを用いたドローンが、大林組の建設現場で実証実験を実施
- 現場の点検・監視や状況確認などのタスクの可視化を自律的に実行
- 建設現場の生産性向上に与える可能性が大きいことが確認
株式会社大林組は、建設現場の実証実験でSkydio合同会社が提供する「Skydio Dock and Remote Ops.」を導入しました。Skydio Dock and Remote Ops.は、クラウド接続型ドローンポートと遠隔操作を可能とするRemote Ops.ソフトウェアを組み合わせた製品で、現場の点検・監視や状況確認などのタスクの可視化を自律的に実行します。
Skydioのドローンは、AIによる自律飛行技術、360°全方位障害物回避機能を搭載し、安全な飛行を実現します。マニュアル操作ドローンでは飛行が難しい非GPS環境下や磁界環境下においてもVisual SLAMにより安定した飛行が可能なため、特に橋梁やインフラ等の点検業務に適しています。自律飛行技術によって、複雑な構造物もあらゆる角度から精確かつ自動的に撮影できるため、Skydio 3D Scan機能を使い優れた3Dモデルを提供します。
建設現場における生産性向上は常に課題に掲げられています。現場の安全巡視業務では、日々安全当番が現場の中を回り、不安全の状況や場所がないかを確認しています。本業務では、現場事務所から該当現場までの移動に時間を要すこともあり、移動が生産性を落としているという側面がありました。またドローンを活用する場合においても、現場へドローンを運ぶためだけでも相当な時間がかかることもありました。
これまでも大林組では、データ取得が困難だった屋内現場の施工管理や、自然災害によってもたらされた被災後の修繕計画を立案するための状況記録にSkydio 3D Scanを活用してきました。
今回検証をしたSkydio Dock and Remote Ops.は、現場と離れた場所に設置したドローンポートに格納してあるドローンが、事前に指定された巡回ルートを自動で巡視できることに加えて、必要に応じて人による遠隔操作で見たい場所を確認することが可能となり、建設現場の生産性向上に与える可能性が大きいことが確認されました。
出典:PR TIMES
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