イオン、需要予測・発注システム「AIオーダー」を開発、発注時間削減と発注精度の改善を同時に実現へ
最終更新日:2024/02/01
イオンは、需要予測・発注システム「AIオーダー」を開発し、約380店舗に導入すると発表しました。
このAIニュースのポイント
- 「AIオーダー」は、客数と食品の需要予測をもとに最適な発注数を提示するシステム
- 発注時間5割削減や既存システムと比べ発注精度は40%の改善を実現
- 今後も物流課題の解決や商品開発などのサプライチェーンのDXを推進していく
イオンリテール株式会社は、需要予測・発注システム「AIオーダー」を開発し、「イオン」や「イオンスタイル」など約380店舗に導入すると発表しました。
「AIオーダー」は、客数と商品の需要予測をもとに最適な発注数を提示するシステムです。正確な発注数を自動で提示し、発注時間を平均で5割削減できる他、AIによる客数予測や過去の販売実績とあわせて、曜日・価格・気温・プロモーションなどを機械学習させることで、予測精度も既存システムと比べ精度を最大40%改善が可能です。
また、気温の変化等による突発的な品切れを減らす効果もあり、加えて過剰発注を防ぐことで平均3割の在庫削減にもつながり、AIオーダーを活用することで、在庫管理、値引き、発注修正などの業務負荷が減り、生産性向上を図ります。
AIオーダーは2023年5月13日より約380店舗に導入を開始し、練り物・豆腐・パン・デザート・生菓子などの日配品から開始、順次、他の食品、衣料、暮らしの品などにも拡大を予定しています。
イオンは「今回開発したAIオーダーは、既存の発注システムに埋め込む形で設計しており、新たに使い方の教育が必要ないため投資コストも抑えられ、全店への導入が容易です。店舗データのデジタル化や需要予測を行い、発注の最適化を進めていき、今後も物流課題の解決や商品開発などのサプライチェーンのDXをさらに推進していきます」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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