ChatGPT連携サービス

最終更新日:2023/12/11
近年はさまざまな業界でAI・人工知能が実用化され始めており、私たちにとって非常に身近な存在になりつつある状況です。そのため、最近はAIスタートアップ・ベンチャー企業にも注目が集まっており、新たなサービスが続々と誕生しています。
とはいえ、AIスタートアップ・ベンチャー企業の分野もさまざまで、それぞれの企業が対象としている社会問題も大きく異なります。そこで今回は、数多く存在するAIスタートアップ・ベンチャー企業の中から、特に注目すべき企業をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ニューラルポケット株式会社は、2018年創業のAIスタートアップ・ベンチャー企業です。画像や動画の物体検知、種類の分別、動態解析、表情の解析などといった多様なAI技術を開発しています。また、AIの解析によって得たデータを自社専用のデータアナリティクスプログラムによって解析し、空間の情報や人の属性などを可視化するという技術を用いたサービスも展開しています。そのAI技術を用いて展開されているのが、以下のようなサービスです。
・ファッションのトレンドを予測したり、アパレル企業の需要予測を行ったりするサービス
・鉄道事業や商業施設向けの「消費者属性の解析」を行うサービス
・鉄道事業や商業施設向けのAIサイネージ広告サービス
株式会社コンシェルジュは、カスタマーサポートやマーケティングの領域に特化したAIチャットボットの開発・提供を行っているAIスタートアップ・ベンチャー企業です。独自に開発した「KUZEN」というAIチャットボットには、自然言語処理エンジンが搭載されており、顧客との対応をよりスムーズに進めていくことができます。
また、ウェブサイトやLINE、Facebookメッセンジャーなど、さまざまな対話形サービスと連携させることができるのも大きな特徴のひとつです。自動翻訳エンジンも搭載されており、中国語や英語、スペイン語といった主要な言語に翻訳することができるため、さまざまな言語に対応したチャットボットを活用したい企業にとっては最適といえるでしょう。
セキスイハイムや三井不動産、リクルートホールディングスなど、すでに多くの大手企業に導入されているチャットボットでもあるため、今後のさらなる躍進にも期待が集まります。
株式会社シナモンは、ホワイトカラーの業務効率向上を図るソリューションの開発・提供を行っているAIスタートアップ・ベンチャー企業です。自社開発のプロダクトであるAI-OCRサービスの「Flax Scanner」には機械学習や深層学習(ディープラーニング)が活用されており、契約書の要点を抽出したり、請求書の登録を行ったりと、さまざまなホワイトカラー業務の効率化を図ることができます。また、手書きの文章を高精度で読み取ることも可能です。
さらに、自然言語処理技術によって後続業務までカバーすることが可能な「Rossa Voice」という音声認識AIソリューションも提供しています。ホワイトカラーの業務効率改善を実現するソリューションを提供する企業として、今後さらなる注目を集める可能性も高いでしょう。
株式会社アラヤ(以下、アラヤ)は、機械学習や深層学習(ディープラーニング)を用いて予測モデルの構築を行ったり、ビッグデータの解析を行ったりしているAIスタートアップ・ベンチャー企業です。
アラヤが提供しているサービスとしては、データの分析・予測に基づいて最適なアクションを提案していくソリューションが挙げられます。また、ディープラーニングの活用によって画像やセンサーの分析を行い、高い精度で人や物の識別を行っていくソリューションなども提供されています。
なお、2018年には、アラヤが独自開発した「ディープラーニング演算量削減技術」というディープラーニングの小型化を実現する技術が「Microsoft Innovation Award 2018」において最優秀賞を受賞しており、今後も革新的な技術の開発に期待が集まっています。
株式会社エクサウィザーズ(以下、エクサウィザーズ)は、超高齢社会などの課題解決に向けた取り組みを行っているAIスタートアップ・ベンチャー企業です。取締役会長は、これまでにDeNAの会長や横浜DeNAベイスターズの会長を務めてきた春田真氏。そして、代表取締役は、リクルートのAI研究所「Recruit Institute of Technology」の設立者であり初代所長だった石山洸氏です。また、AIが雇用に与える影響についての論文『雇用の未来』の著者である、オックスフォード大学准教授のマイケル・A・オズボーン氏がアドバイザリーとして在籍しているなど、豪華な経営メンバーの顔ぶれです。
このエクサウィザーズによるAIを活用した、「健康寿命の延伸と社会保障費の適正化への取り組み」には多くの注目が集まっており、現在までに予防/重症化防止支援のサービスを提供しています。これは、AIを活用した動画解析技術によって、ユマニチュードにおけるオンライン指導の質を向上させるというもの。これにより、歩行に関するパラメータの測定や測定結果の評価支援などが可能になります。
ユマニチュード以外のケア技法も支援していくことができるため、より幅広いジャンルの現場での活用が期待されている状況です。
株式会社Laboro.AI(以下、Laboro.AI)は、画像、自然言語、音声、強化学習など、
AI/機械学習の幅広い領域でオーダーメイドによるAI開発「カスタムAI」を展開する、
2016年創業のスタートアップ・ベンチャー企業です。「カスタムAI」のその名の通り、
製造、ヘルスケア、建設、情報通信など、業種業態にも隔たりなく、広くAI開発の実績を保有しています。
こうした技術・業界ともに広い領域でのAI開発を可能としているLaboro.AIの特徴が、
独自のコンサルティングスキル「ソリューションデザイン」です。
戦略系コンサルティング会社のボストンコンサルティンググループ(BCG)出身の代表が立ち上げたLaboro.AIは、
AI開発の知見に加えて、ビジネスコンサルティングのノウハウを兼ね備えた人材「ソリューションデザイナ」が、
ビジネスに最適なAIソリューションを設計することを強みとしています。
汎用的なAIプロダクトやパッケージAIでは解決できないような、
複雑なビジネス課題解決のためのAIベンダーとして、今後ますます注目を集めていく一社です。
今回は、数多く存在するAIスタートアップ・ベンチャー企業の中から、特に注目すべき企業を紹介させていただきました。さまざまな企業で革新的なプロダクト(サービス)が開発されていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。これらのサービスが実用化されることで、私たちの生活はより利便性を増していくことが期待できます。特に日本は少子高齢化が進行しているため、業務効率の改善はもちろんのこと、高齢者のケアにもAIを活用する余地が大いにあるのです。
もちろん、今回紹介した企業以外にも魅力的なサービスを提供している企業は数多く存在しますので、ぜひこの機会に目を向けてみてはいかがでしょうか。
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