ソフトバンク、経産省から約53億円の助成認定を受け生成AI開発強化へ
最終更新日:2023/12/03
ソフトバンクは、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画について、経済産業省から認定を受けました。
このAIニュースのポイント
- 経産省の供給確保計画は、クラウドプログラムの安定供給確保に取り組む事業者を支援することを通じて、サプライチェーンの強靱化を図るためのもの
- ソフトバンクはNVIDIAと協業しながら「分散型AIデータセンター」の構築を進め、AIと共存する未来に必要な計算基盤のサービスの提供に取り組む
- 今後、生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用するほか、生成AIを中心とした社外からのさまざまな利用ニーズに応えるため、大学や研究機関、企業などへ幅広く提供していく予定
ソフトバンク株式会社は、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画について、経済産業省から2023年7月7日に認定を受けました。この計画は、クラウドプログラムを生活になくてはならない特定重要物資として指定し、その安定供給確保に取り組む事業者を支援することを通じて、サプライチェーンの強靱化を図るためのものです。
ソフトバンクは、デジタル社会の発展に不可欠な次世代社会インフラの構築に向けて、NVIDIAと協業しながら「分散型AIデータセンター」の構築を進めるとともに、AIと共存する未来に必要な計算基盤のサービスの提供に取り組みます。
今後は、NVIDIA DGX SuperPODなどを活用して高いデータ処理能力を有する計算環境を構築し、自社で取り組む生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用します。また、生成AIを中心とした社外からのさまざまな利用ニーズに応えるため、大学や研究機関、企業などへ幅広く提供していきます。
また、この計算環境の構築に関わる設備投資額は約200億円を見込んでおり、そのうち53億円の助成を受ける予定です。大規模な計算環境の提供に向けて、ソフトバンクは2023年度中に投資と構築を迅速に完了させ、早期のサービス提供開始を目指します。
ソフトバンクとNVIDIAは「新たな計算環境の構築により、日本のAI産業全体が飛躍的な成長を遂げることを確信しています」とコメントしています。
出典:SoftBank
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