昭和大学と富士通 診療データから疾病を予測するAI技術の開発に向けて共同研究を開始
最終更新日:2022/10/06
昭和大学と富士通は、電子カルテシステムの診療データから疾病を予測する診療支援AI技術の開発に向けて共同研究を開始しました。
このAIニュースのポイント
- 昭和大学と富士通、診療データから疾病を予測するAI技術開発に向け共同研究を開始
- 電子診断データから疾患分類を評価する新たな診療支援AI技術を開発
- 診療業務の効率化、医療技術の格差縮小が期待される
昭和大学と富士通Japanは、電子カルテシステムの診療データから疾病を予測する診療支援AI技術の開発に向けて共同研究を2022年9月より開始しました。また、医療現場における迅速な診断支援により医療水準の均てん化(平等に利益を享受できるよう、格差の是正を図ること)、診療業務の効率化実現を目指します。
現在、国内の一般病院における電子カルテシステム普及率は60%に近づきつつあり、蓄積された診療データの利活用は、大学病院などの大規模医療機関における研究分野にとどまらず、経営の改善に向けた統計データとしての活用など、ヘルスケア業界をはじめとする様々な業界で期待が高まっています。
共同研究では、医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じたサービスの質の向上、電子カルテシステムに記載されたテキストデータと病院に蓄積された過去の診療データを数値化し、疾患分類を評価する新たな診療支援AI技術開発を予定しています。
今後、昭和大学は、共同研究で開発するAI技術を2022年度中に臨床現場に適用し、有効性の検証を進め、継続して医療や高度な医療の推進、医療人の育成を、富士通は、2022年度中にAI技術を開発し、昭和大学における診療業務の効率化を支援するとともに、全国の医療現場での適用を推進していく予定です。
出典:PR TIMES
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