わさびアイスのデザインをAIが評価。高級感あるパッケージに
最終更新日:2022/08/08
『わさびアイスクリーム』のデザイン開発に『パッケージデザインAI』が活用されました。AIが予測する好意度やイメージ、ヒートマップ結果を参考に、高級感や上質感を最大限に伝えるデザインを開発しました。
このAIニュースのポイント
- 金印株式会社のデザイン開発に株式会社プラグが提供する『パッケージデザインAI』が導入
- 経験や知見に基づく開発が行われており、市場調査による評価は行われていなかった
- AIが予測する好意度やイメージ、ヒートマップ結果を参考に、高級感や上質感を伝えるデザインを開発
金印株式会社の新製品『わさびアイスクリーム』のデザイン開発に株式会社プラグが提供するパッケージデザイン評価サービス『パッケージデザインAI』が導入されました。
金印株式会社は創業93年、わさびなどの食品の製造・販売を国内外で行っています。新規事業である消費者向けの商品開発において、経験や知見に基づく開発が行われており、消費者への市場調査による評価は行われてきませんでした。
その結果、消費者の分析が十分ではないという懸念があり、客観的な評価手法を取り入れ、デザインという芸術的なものが点数化・可視化したい、ターゲット層に評価に基づくデザイン選定をするべくパッケージデザインAIを導入しました。
デザイン開発過程で、パッケージデザインAIの評価AIを2度活用。AIが予測する好意度やイメージ、ヒートマップ結果を参考に、高級感や上質感を最大限に伝えるデザインを開発しました。
1回目は、3案を評価AIにかけ、好意度評価やイメージ、ヒートマップの結果を参考に、好意度が高く、「おいしさ」と「高級感・上質感」を最大限に伝えるデザインを選択。2回目は、1回目で総合的に評価が高かったデザイン案をベースに改良したデザインと、高級感を訴求したデザイン3案を評価AIにかけ、「おいしさ」を最も伝えることができている案を採用しました。
金印株式会社 常務取締役 岡本 主計氏は下記の通りコメントを残しています。
「業務用の比率が高い当社では、新規事業においても経験に基づく商品開発がされてきました。感性は社内の評価だけでは固まる恐れがあり、社外のシステムを取り入れた商品開発のやり方を導入する必要があると考えました。
パッケージデザインAIは性別・年代別の評価を見ることができるため、新商品のターゲットの視点に立って”なぜこのデザインにすべきか”を論理的に検討できることがよかったと考えています。創業が長い当社にとって、革新的な方法だと思います。今後も新商品開発などに、パッケージデザインAIを活用していきたいと考えています。」
出典:PR TIMES
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