iPhoneのLIDARセンサとAIで部屋の測量ができるアプリが登場
最終更新日:2022/08/08
スマホのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」がリリースされました。スキャンされた3Dモデルに基づき、CADデータへの自動変換やリフォームの見積機能なども実装予定です。
このAIニュースのポイント
- ビデオを撮影するように対象をスキャンするだけで計測可能な3Dモデルと写真データが保存可能
- 点群やメッシュなど様々なフォーマットでPCに出力や共有可能
- メジャーと比べ、2%以下の誤差でmm単位での計測を実現
nat株式会社は、iOSデバイスのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリScanatをApp Store上でリリースし、サービスの提供を開始しました。
現在部屋のリフォームをする際に、複数のスタッフを現場に派遣して、必要な箇所を計測してから、図面や見積を作成しています。このように受注するかどうかもわからない中で、多くの経費がかかっている現状に最先端の技術で解決したいという思いから、2020年よりLiDARがiPhone ProやiPad Proシリーズに搭載され、培ったAIとアプリ開発技術でScanatが開発されました。
Scanatはビデオを撮影する感覚で、画面上の赤い部分を消すようにゆっくり動かすだけで利用可能。小規模な空間に対し計測する必要がある業務に使用できます。今まで人数が必要または写真だけではもの足りない下記のような幅広いシーンで活躍します。
- リフォーム見積に必要な計測
- 引越での見積
- 土地の簡易測量
- 中古賃貸マンションの3Dモデル作成
- 大型家具や資材などの搬入経路の確認
- 小物を除く各種点群データの作成 など
Scanatの価格は月払9,000円もしくは年払72,000円(税抜)です。natとの個別契約で、nat及び取扱代理店にて販売されます。
今後はスキャンされた3Dモデルに基づき、CADデータへの自動変換や見積機能などをScanatで実装し、リフォームのビジネスニーズに対応する予定です。
出典:PR TIMES
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