ヒューマンサイエンスABOセンター、1万人超の「血液型と性格」データを解析しAIの有効性を実証
最終更新日:2022/08/08
一般社団法人ヒューマンサイエンスABOセンターが最大45%の血液型を当てる性格分析AIを試作し、先行研究も含め1万人超のデータを解析して有効性を実証しました。
一連の研究結果は、英語論文として世界初のものであり、大きな注目を集めています。
このAIニュースのポイント
- 一般社団法人ヒューマンサイエンスABOセンターが最大45%の血液型を当てる性格分析AIを試作
- 3,000人のデータを収集し、性格分析AIに適した4種類の手法の予測精度を評価
- 「多項ロジスティック回帰」が最も高精度と実証、性格テストでAIの力の限界も明らかに
AIシステムの予測精度を改善するために、多くの分野で様々な手法が開発されています。今回の先行研究では、血液型を当てる性格分析AIを試作し、4回の独自調査で得られた計8,000人のデータを使用、最大で45%の血液型を正しく予測しました。
さらに3,000人のデータを収集し、性格分析AIに適した4種類の手法(アルゴリズム)の予測精度を評価しました。その結果、先行研究で採用した「多項ロジスティック回帰」というアルゴリズムが最も精度が高いことが実証されました。
一方、同じ手法を使って性格テスト(簡易型ビックファイブ)の結果をAIで解析しても、偶然以下の確率でしか正しい血液型を予測できず、その能力の限界も明らかになりました。これは、性格テストは血液型による性格の差を正しく認識できないことを意味しています。
今回の一連の研究により、遺伝子との性格の関連性の分析において、AIのさらなる活用が進展することが期待されています。
ビジネスシーンにおいても、人事評価や採用業務、営業活動など、幅広い分野に影響がありそうです。
出典:PR TIMES
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