清掃工場ごみピット内の煙検知で被害拡大防止!JFEエンジニアリングのAI煙検知システム「Smoke AI」
最終更新日:2024/02/06
JFEエンジニアリングが、AI画像認識煙検知システム「Smoke AI」を開発しました。
清掃工場のごみピット内での火災による発煙の検知を可能にし、被害の拡大防止に貢献します。
このAIニュースのポイント
- JFEエンジニアリングが、AI画像認識煙検知システム「Smoke AI」を開発
- 清掃工場のごみピット内での火災による発煙を検知し被害の拡大防止に貢献
- ごみピットの発煙モデルなど数万件の学習素材によるディープラーニングで誤検知の確率も削減
清掃工場では、通常資源回収される電池類が一般ごみとして廃棄されることによる火災が多発しています。中でも、近年利用が増えているリチウムイオン電池は強い衝撃やショートなどでも発火し、特にごみの表層部分ではなくピットの深い部分で発火した場合は赤外線カメラでは見つけにくく、火災の初期段階で発見できずに被害が甚大となることがあります。
今回開発された「Smoke AI」は、ごみピット内の火災をいち早く検知します。ごみピットの発煙モデルなど、数万件におよぶ学習素材によるディープラーニングが行われており、発煙の特徴を捉え、埃などの誤検知を可能な限り抑えることに成功しています。「Smoke AI」の画像認識により、ごみ表層から沈んだ深い部分での発火による煙であっても素早く検知し、自動放水銃などによる初期消火を行うことで、火災被害の拡大を防ぎます。
このシステムはすでに粗大ごみ処理施設にも納入されています。今後は一般廃棄物処理施設向けの開発も予定されており、より多くのインフラ設備・工場における安全強化への貢献が期待されています。
出典:PR TIMES
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