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最終更新日:2024/04/11
近年はさまざまな業界でAI・人工知能が活用され始めていますが、実は住宅業界においてもAIの技術が積極的に活用されているのをご存知でしょうか。この技術では住宅自体にAIを活用するだけでなく、住宅施設のマッチングにAIを活用するなど、多角的に活用され始めています。
そこで今回は、AIを活用した次世代住宅の仕組みを中心に詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
AIの活用事例について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能の利用例を解説!機械学習を活用した身の回りの実用例

冒頭でも触れましたが、近年は住宅においてもAIやIoTが積極的に活用され始めています。一見、AI・IoTと住宅の結びつきはイメージしにくいかもしれませんが、「家電の制御」「天気や交通情報」「監視カメラ確認」「鍵の施錠」「高齢者や子どもの見守り」といったものをスマートフォンなどの端末で行うことができるのです。これらの技術が備わっている住宅は「AI住宅」などと呼ばれることもあります。
こういったAI搭載の住宅用機器市場は年々増加しており、株式会社富士経済が発表したAI 搭載機の市場規模推移予測によれば、2025年には2016年の実績金額の6,700倍もの数字になるそうです。
さらに、IDC Japan株式会社の調査によれば、2021年、2022年には、住宅内家電製品や空調などの利用効率を高めることができる「スマートホーム」関連の市場が伸びていくことが予想されています。一般消費者に向けたIoT市場は今後急激に成長していくことが予想されていることからも、AI搭載の住宅には大きな期待が寄せられていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
このスマートホーム関連市場が急激に成長しているのは、Google をはじめAmazonやApple、などといった米国企業がAIに力を注ぎ始めているからに他なりません。実際にこれらの企業が発売しているAI関連製品を既に利用しているという方も多いのではないでしょうか。身近な存在となりつつあるAIが、多くの住宅と深く結びついていくのは決して遠い未来ではないかもしれません。
では、AI住宅において、具体的にどのような製品・サービスが存在しているのでしょうか。ここからは、多くのAI住宅で導入されている製品・サービスをいくつかご紹介していきます。

日栄インテック株式会社が提供している「スマートミラー」は、Android5.1OSを搭載したミラー型タブレットです。名称からもお分かりいただけるかと思いますが、日常生活では鏡として利用することができるため、Wi-Fi環境さえ整っていれば、化粧や身支度をしながら「音楽再生」「動画視聴」などを行うことができます。
また、Bluetoothにも接続できるため、自宅のスマート家電と連動させることも可能です。一般的なスマートスピーカーと異なり、鏡として自宅に溶け込んでいるので、より自然な空間を演出できるアイテムといえるのではないでしょうか。

マクニカネットワークス株式会社が提供している「LoRaWAN対応空間環境モニタリング」は、室温や湿度、PM2.5、CO2といった情報をモニタリングすることができるソリューションです。スマートオフィスやスマートビルディングに適した「トイレの利用モニタリング」「空間環境モニタリング」「駐車場モニタリング」などを実現できるものなので、一般家庭での導入は現実的ではないかもしれません。
ただ、将来的にはこの技術が一般家庭でも広く活用されるようになる可能性は高いでしょう。特に、寒暖差の把握やエネルギーの利用効率といった点は、一般家庭でも重宝されるポイントといえるため、今後はスマートオフィスやスマートビルディングにおける「人手不足解消」といった目的以外でも活用されるようになるのではないでしょうか。

最近では、高齢者向けに最適な住宅施設を提案するAIも登場しており、注目を集めています。それが、株式会社ステッチの提供している高齢者向け住宅施設紹介サイト「ココシニア」です。
ココシニアは、AIを活用したシステムによって入居者がより幸せになる施設のマッチングを実現するサービスです。同サービスに活用されているAIは、株式会社AVILENが開発を手掛けており、1,000件超の入居者データを用いて入居希望者に最適な施設の提案を行なっていきます。
また、ステッチ社が行った調査によれば、親の施設選びの際に特に重要視されているのは「施設の雰囲気」だったそうです。そのため、費用や立地といったポイントだけで判断するのではなく、施設見学などを通して「施設の雰囲気」をしっかりと確認してから入居を決定する必要があると考えられます。そのため、ココシニアでは、入居者のパーソナリティと施設データの分析を行った上で、より入居者が幸せになる可能性が高い物件を紹介していく仕組みを構築しているのです。
また、入居決定時と入居の2ヶ月後、そして入居の6ヶ月後に幸福度を測定するアンケートも実施。このアンケートによって幸福度を測定するとともに、「施設のスタッフには笑顔が多いか」「悩みを相談できる相手はいるか」「アクティビティには参加できているか」といった質問も行い、幸福度が上がる要因、幸福度が下がる要因を明確にしていくそうです。
そして、その分析結果をレポートにまとめた上で、入居した施設と家族に送付し、幸福度が下がっているという結果が出た場合には改善案の提案も行っていくといいます。このような仕組みを構築すれば、入居後にミスマッチが発生してしまうリスクも抑えられるわけですから、今後はより多くの住宅施設で導入されるようになるかもしれません。
今回は、AIを活用した次世代住宅の仕組みについて詳しくご紹介しました。スマートホーム関連の市場は今後も成長していくことが予想されていますので、新たなAI製品・サービスの登場によって、私たちの暮らしはさらに便利なものになっていくでしょう。
また、近年は少子高齢化が加速しているため、高齢者向け住宅施設の需要も高まっています。高齢者が幸せな暮らしを送るためにも、今回ご紹介したココシニアのような住宅施設紹介サイトは重宝されていくのではないでしょうか。今後どのような形でAIが活用されていくのか、ますます目が離せません。
AIについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能とは?定義・歴史・種類・仕組みから事例まで徹底解説
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