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最終更新日:2023/12/11
AIを搭載したロボットとは?
近年、さまざまな分野の企業でAIが導入され始めており、私たちの日常生活においても非常に身近な存在になりつつある状況です。株式会社アイ・ティ・アールが行った調査によれば、AI市場は2023年に640億円を突破することが予測されており、今後さらにAI導入の動きが加速していくと考えられます。
AIはさまざまな用途に活用していくことができるため、企業は最新の人工知能技術を活用したロボティクスの導入を検討しています。
そこで今回は、以下を解説していきます。
AIの活用事例について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能の利用例を解説!機械学習を活用した身の回りの実用例

AIが導入されている分野としてイメージしやすいのは、やはりIT関連ではないでしょうか。インターネットショッピングのサイトにAIを搭載したチャットボットを導入する企業も多く、それを気軽に利用することができるため、多くの人にとって身近な存在といえます。しかし最近は、農業や製造業、さらには飲食店などにもAIを搭載したロボットが導入され始めているのです。
AIを搭載したロボットが多くの分野で導入され始めているのは、ディープラーニングの技術のひとつである「画像認識技術」が発展していることが理由として挙げられます。これまでは、大量のデータを収集するのが容易なWeb上で、AIが活用されるケースが多い傾向にありました。また、Web上であれば大量のデータを蓄積するサーバーや通信環境なども整っているため、AIとの相性も抜群に良かったのです。
その点、ロボットはWebのように環境が整っているわけではなかったため、最近までは導入されるケースが多くありませんでした。しかし、「画像認識技術」の発展により、ロボットに備わっている眼(カメラ)から大量のデータを収集し、分析していくことが可能になったわけです。そのため、最近ではさまざまな分野で「AIロボット」が開発され始めています。

AIを搭載したロボットを導入するメリットは、以下の3点です。
それぞれ解説します。
AIを搭載したロボットを導入することで業務効率の向上が見込めます。なぜなら、繰り返し作業やデータ処理を高速かつ正確に行うことができるからです。
AIを搭載したロボットが繰り返し作業やデータ処理を高速かつ正確に行うことによって、従業員が作業や業務に集中できるようになり、全体としての業務効率が向上します。
例えば、データ入力や在庫管理などの単純作業をAIを搭載したロボットに任せることで、人為的ミスを減らし、作業時間の短縮が可能です。
さらに、AIを搭載したロボットの導入は初期投資は必要ですが、長期的には人件費や運営コストの削減に繋がります。
AIを搭載したロボットは24時間休むことなく働くことができるため、従業員の残業代を削減することが可能だからです。例えば、チャットボットの導入でユーザーからの質問に対応することができます。
また、効率化によって生産性が向上し、より多くの収益を上げることも期待できます。
最後に、AIを搭載したロボットの導入はサービスの質を向上させることができます。AI技術は常に進化していて、AIロボットを導入することで、最新の技術を利用することが可能になるからです。
さらに、AIを搭載したロボットでは人間とは違って、長時間の作業による疲れがないため、一定の業務品質も維持できます。
これにより、データ分析や顧客対応の精度を高めることができ、サービスの質を向上させ、顧客満足度を高めることができます。
実際に、どのようなロボットにAIが搭載されているのでしょうか。ここからは、AIを搭載している代表的なロボットをご紹介していきます。

LOVOTは、GROOVE X株式会社が開発・販売している家庭用ロボットです。「ちいさなLOVEが、世界を変える」というコンセプトで開発されたロボットであり、頭の上に装着されたカメラとセンサーによってさまざまな情報を取得することができます。カメラは360度見渡すことができる半天球カメラとなっており、対象物が人なのか物なのか判別することができるサーモグラフィー機能も備わっているのが特徴です。
また、明るさを感知する照度センサーも備わっているため、部屋全体の様子を高精度で把握し、呼んでくれた人の場所を正確に察知することができます。これらの技術は、LOVOTに画像認識技術が備わっているからこそ実現できているのです。

aiboは、ソニー株式会社が開発・販売している犬型家庭用ロボットです。AIが搭載されているため、家庭に導入してから90日ほどで家族全員の顔を見分けられるようになります。また、室内の空間を把握した上で自由に動き回ったりすることも可能です。
さらに、画像認識技術によって、家族が喜んでいる動作を学習することもできます。そのため、学習する内容によって少しずつ反応に違いが生まれ、それが「個性」となっていくのです。
近年は、ペットの飼育が禁止されているマンションも少なくないため、「ペットを飼育できないけど、ペットのような存在が欲しい」といった願望を持つ人にとっては最適な家庭用ロボットといえるのではないでしょうか。

OPTiM Agri Droneは、株式会社オプティムが開発・販売している農業用ドローンです。OPTiM Agri DroneにもAIが搭載されているため、農作物に付着している害虫を認識し、ピンポイントで農薬を散布することができます。
広大な農地の場合、手作業で害虫を確認していくのは大きな手間となります。その確認作業に多くの時間を費やしてしまうと、その後の作業にも遅れが生じてしまうため、より効率的に作業を進めていくことが求められるわけです。
もちろん、すべての農作物に農薬を散布してしまうという方法であれば作業スピードを高めることはできます。しかし、環境に優しい方法とはいえないため、決して好ましいものではありません。
その点、OPTiM Agri Droneを活用すれば、近赤外線カメラやサーモカメラによって撮影した画像を分析し、その分析結果に基づいてドローンで的確に農薬を散布できるのです。業務効率化はもちろんのこと、地球に優しい方法で農作物を育てられるという点は、大きなメリットといえるのではないでしょうか。

ロボットシェフは、ロボット工学カンパニーが開発した料理用ロボットです。ソース作りや材料のカットなど、料理をする上で必要となる一連の動作をすべて行うことができます。AIが搭載されているため、高級レストランのレシピを学習して再現することなども可能であり、実際に2011年にはイギリスNo.1シェフのレシピを再現することにも成功しています。
価格は850万円と非常に高額ですが、今後日本では少子高齢化に伴い介護職の人材が不足していく可能性も高いため、より安価での販売にも期待が集まっている状況です。
今回は、AIが搭載されたロボットの特徴や、具体的な活用事例についてご紹介しました。さまざまな用途のAIロボットが開発されていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
しかし、まだAIは発展途中であり、今後さらに革新的な技術が生み出される可能性も高いでしょう。つまり、今以上に生活の利便性を高めるAIロボットが生まれる可能性も高いということです。
ただし、AIにも得意な業務と苦手な業務が存在するということを忘れてはなりません。AIは、大量のデータを分析し、予測する作業を得意としますが、創造性(クリエイティブ)が求められる作業は得意ではありません。そのため、今後すべての仕事がAIに奪われる可能性は低いでしょう。
人間が担うべき仕事と、AIに任せるべき仕事をしっかりと把握した上で、それぞれが価値を創造していくことが重要になります。今回ご紹介したAIロボットに関しても、「得意とする作業は何なのか」をしっかりと把握した上で活用できるかどうかが大きな鍵となるでしょう。
AIについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
AI・人工知能とは?定義・歴史・種類・仕組みから事例まで徹底解説
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