生成AI

最終更新日:2025/12/25
新手法で生成AIの回答精度を向上
QTnetは、福岡県と「生成AIを活用した行政事務効率化に関する共同研究」の覚書を締結しました。
このニュースのポイント
株式会社QTnetは、福岡県と「生成AIを活用した行政事務効率化に関する共同研究」の覚書を締結し、研究成果の第一弾として、RAGに独自の改良を加えた新手法「ユーザー誘導型グラウンディング」を共創しました。
全国の地方自治体では、行政サービスの質向上や職員の業務負担軽減を目的としてDX推進が行われています。その解決策として生成AIの導入が急速に進んでいますが、利用者が質問しても生成AIから期待通りの回答を得られない「ミスマッチ」や誤情報を生成する「ハルシネーション」といった課題が残ります。
「ユーザー誘導型グラウンディング」では、職員の質問を受けてAIが推測した複数の情報源候補の中から、職員が自ら質問の意図に合った情報を選択することで、質問意図とAI解釈の「ミスマッチ」を根本的に解消しながら「ハルシネーション」リスクを大幅に軽減しています。
これにより、職員の質問意図がAIに伝わらず、何度も質問をやり直す手間が削減され、生成AIとの対話が手戻りなくスムーズに進み、職員の作業時間の短縮と満足度の向上が見込めます。
QTnetは今回の新手法を、同社の生成AIプラットフォーム「QT-GenAI」の新機能として搭載し、現在多くの組織が抱える生成AIの精度の壁という共通課題を解消し、生成AI活用による大幅な業務の効率化と質の向上、生産性の向上に貢献していくとコメントしています。
出典:株式会社QTnet
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