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最終更新日:2025/10/21
PFUは、給与支払報告書に特化したAI-OCRソフトウェア「DynaEye 給与支払報告書OCR」に新機能を実装しました。
このニュースのポイント
株式会社PFUは、給与支払報告書に特化したAI-OCRソフトウェア「DynaEye 給与支払報告書OCR」に新機能を実装しました。2025年12月上旬より提供開始予定です。
近年、自治体では人手不足が慢性化しており、採用難や業務量の増加により職員の長時間労働や業務負荷が深刻化しています。給与支払報告書は紙で提出されるケースも多く、帳票の仕分けや枚数確認、データエントリーなど職員の大きな負担となっています。
特に、BPO事業者への委託が難しい自治体では、通常業務に加えて手入力などの作業をすべて職員自身が行う必要がありました。委託をしている自治体であっても、契約期間終了後に届く帳票は自治体内で職員が処理を行う必要があり、「隠れた負担」が発生しています。
今回、「DynaEye 給与支払報告書OCR」の新機能実装により、帳票の確認・修正から税務システムへの連携までを自治体内で完結できる2つの新アプリケーション、「確認修正アプリ」と「出力変換アプリ」を提供します。
「確認修正アプリ」では、紙と目視による確認作業のデジタル化を行います。自治体職員の声を反映した使いやすいUIを備え、OCRの結果を画面上で直感的に確認・修正が可能です。また、空欄項目をスキップし、記載項目のみを効率的にチェックできます。
OCRの認識結果から確認対象を絞り込む機能も搭載しており、帳票の特性に応じ使い分けることでより効果的な運用ができます。
さらに、総括表に記載された特別徴収・普通徴収の提出枚数と、実際の個人別明細書の枚数を画面上で簡単に照合できる機能も搭載。徴収区分を自動で判別し、それぞれの枚数をカウントできるため、紙を一枚ずつめくって目視で数え、総括表と照らし合わせていた従来の作業が不要になります。
アナログな枚数確認作業をデジタル化することで、作業時間の短縮と正確性の向上を実現します。
「出力変換アプリ」では、主要な税務システムに対応した形式への自動変換が可能になります。監視対象フォルダーを指定し、変換形式を選択するだけで、給与支払報告書のデータを税務システムに取り込むためのファイルへ自動変換できます。
加えて、従来のOCRでは読み取りが難しい、薄い印字の帳票や印刷品質の低い印字であっても高精度に読み取り可能とし、手入力を軽減します。これまで使用していた税務システムにそのまま連携できるため、従来の運用を維持したまま、AI-OCRで読み取ったデータをスムーズに活用可能です。
PFUは、「DynaEye 給与支払報告書OCR」の新機能実装により、これまで以上に多くの顧客の業務効率化を実現し、自治体の働き方改革やDX推進をサポートしていくとコメントしています。
出典:PFU
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