生成AI

最終更新日:2025/09/25
パナソニック コネクトは、カスタマーハラスメント相談AI「With」を開発し、社内展開を開始しました。「With」の開発にはCAG技術が使用され、RAG技術と比較し正答率が約1.3倍向上しました。
このニュースのポイント
パナソニック コネクト株式会社は、カスタマーハラスメント相談AI「With」を開発し、社内展開を開始しました。
パナソニック コネクトは、2025年6月に「カスタマーハラスメント対応方針」を発信し、2025年7月にはパナソニックグループの「カスタマーハラスメント対応マニュアル」を社内に公開。法律事務所との顧問契約を行い、相談体制を構築するなど、全社でカスタマーハラスメントに対応しています。
過去2年間でカスタマーハラスメントの疑いがある行為を受けた社員のうち、誰にも相談をしなかった社員が33%だったことを受けて、今回「With」の開発、利用が開始されました。
カスハラ相談AI「With」は正当な理由のない過度の要求、時間拘束、脅迫、性別による差別発言などの相談に対して、適切な回答案を相談者へ提示します。
また「With」は、特化AIを作成する際に広く活用されているRAG技術ではなく、CAG技術を使用して開発されました。
CAG技術は、対象となるファイルの全文をAIが参照するため、安定した、より高い精度の回答を行えます。RAGとCAGでテストを行った結果、CAGの採用により正答率が約1.3倍向上しました。
パナソニック コネクトは、製造業の知見とソフトウェアを活用してサプライチェーンや公共サービスなどのイノベーションを目指しています。また、サステナビリティとウェルビーイングの実現を追求し、DEI(多様性、公平性、包括性)を経営戦略に取り入れて、柔軟で多様な企業文化の改革に取り組んでいます。
出典:パナソニック コネクト
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