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最終更新日:2025/09/29
Slack AIの使い方を解説
チーム内の情報共有や検索に時間がかかり、本来業に集中できずお困りではありませんか。Slack AIを活用すれば、会話の要約や情報リサーチにより、情報収集にかかる時間を節約できます。
本記事では、Slack AIの機能や料金プラン、活用シーンについて解説します。業務効率化を目指すチームリーダーや、AI導入を検討中の企業担当者に役立つ情報をお届けします。

Slack AIは、チームコミュニケーションプラットフォーム「Slack」に組み込まれた生成AIツール群です。これまでのAIツールとは異なり、社内に蓄積された会話履歴やファイルを活用して、必要な情報を瞬時に見つけ出したり、長い会話を要約したりできます。
一番の特徴は、情報リサーチの手間を省けることです。SpotOn、Uber、Anthropicなど企業での実証データによると、Slack AIの活用で「ユーザー1人あたり週平均97分」もの時間の節約に成功しました。
セキュリティ面でも高い信頼性を誇ります。すべての処理がSlackの安全なインフラストラクチャ上で実行され、顧客データが外部のLLMのトレーニングに使用されることは一切ありません。

Slack AIは、日常業務に使える多彩なネイティブAI機能を提供しています。主な機能として「要約」「検索」「まとめ」「翻訳」などがあり、それぞれが業務の課題を解決します。
【主要機能】
こうした機能は特別なスキルや知識がなくとも、直感的な操作で利用できます。AIツールの導入で生産性を向上させたい企業にとって、学習コストの低さはメリットといえるでしょう。
Slack AIの要約機能は、チャンネル、スレッド、ダイレクトメッセージ(DM)の長い会話を数秒で要約し、重要なポイントを抽出します。
操作方法は、画面右上の「要約」ボタンをクリックするだけで、「未読メッセージのみ」や「過去7日間」、「カスタム日付範囲」での要約が可能です(※モバイル版はカスタム日付範囲を指定できません)。
この機能が効果を発揮するのは、休暇明けのキャッチアップや新しいプロジェクトへの参加時でしょう。1週間の出張から戻った際に、複数のチャンネルで蓄積されたメッセージを短時間で把握できます。
また、共有されたテキストベースのファイル(.pdf、.docx、.pptx、.xlsx)も自動で要約されます。ハドルミーティングでは自動で議事録が作成され、情報共有を効率化できるでしょう。
Slack AIの検索機能は、これまでのキーワード検索とは一線を画します。「新しいプロジェクトの進め方は」「来月の営業目標は何か」といった自然な言葉での質問に対し、Slack内の関連情報から回答を生成します。
回答の信頼性も高く、必ず引用元となったメッセージやファイルが表示されます。引用部分をクリックすることで、すぐにソースを確認することも可能です。
また、Enterprise プラスプランでは「エンタープライズ検索」機能で、Slack以外のGoogleドライブ、GitHub、Salesforceなどの連携サービスからも横断的に情報を検索できます。
【エンタープライズ検索の活用シーン】
「まとめ」機能は、指定したチャンネルの前日の未読メッセージを毎朝自動で要約し、重要な情報をダイジェスト版として提供します。設定はサイドバーの「まとめ」から対象チャンネルを選択するだけです。よくアクセスするが日常的には参加しないチャンネルを登録することで、情報過多を防ぎながら動向を把握できます。
また、「翻訳」機能では、他の言語で書かれたメッセージを指定した言語に自動翻訳できます。翻訳言語の設定手順と操作方法は以下の通りです。
【翻訳言語の設定手順】
【メッセージ翻訳の操作手順】
翻訳結果は自分にのみ表示され、他のメンバーには元のメッセージが表示されます。

Slack AIの機能は、フリープランを除くすべての有料プラン(プロ、ビジネスプラス、Enterprise プラス)に組み込まれています。
2025年6月のプラン変更により、従来のSlack AIアドオンの新規購入は停止され、AI機能が各有料プランに標準搭載される形に移行しました。
オーナーや管理者がワークスペースまたはオーガナイゼーション単位で、メンバーが使用できるAI機能を管理・設定可能です。
プロ、ビジネスプラス、Enterprise プラスの各プランで利用できるAI機能には明確な違いがあります。
印象的なプロフィール画像の作成AIイラストや美顔補正で、印象的なプロフィール画像に仕上げる清潔感と個性を際立たせ、好印象を与える印象的なプロフィール画像の作成AIイラストや美顔補正で、印象的なプロフィール画像に仕上げる清潔感と個性を際立たせ、好印象を与える
| 機能 | プロ | ビジネスプラス | Enterprise プラス |
|---|---|---|---|
| 会話とスレッドの要約 | ✔ | ✔ | ✔ |
| ハドルミーティング議 | ✔ | ✔ | ✔ |
| 事録 | |||
| AI 検索 | ✔ | ✔ | |
| まとめ | ✔ | ✔ | |
| 翻訳 | ✔ | ✔ | |
| ファイルの要約 | ✔ | ✔ | |
| ワークフロー生成 | ✔ | ✔ | |
| エンタープライズ検索 | ✔ |
参考:Slackヘルプセンター|Slack プランごとの利用できる機能と料金に関する最新情報
プロプランでは基本的な要約機能とハドルミーティング議事録のみ利用可能ですが、ビジネスプラスにアップグレードすることで、検索、まとめ、翻訳といったAI機能が利用可能になります。
旧Slack AIアドオン契約者は契約更新時に新プランへ移行する際、プロプランでは一部機能が使えなくなる可能性があるため注意が必要でしょう。

Slack AIの機能は、ネイティブ機能だけにとどまりません。Slack Marketplaceから2,600以上のサードパーティ製AIアプリをインストールして、機能を拡張できます。
AIエージェントを搭載したアプリ(Agentforceなど)を連携させることで、定型業務の自動化や専門的なデータ分析が可能になります。
特に注目すべきは、営業の提案書更新、チームリマインダーの設定、IT問題の解決など、多岐にわたる業務を自動化できる点でしょう。これらのAIエージェントは必要な時にすぐアクションを実行する強い味方として機能します。
セキュリティ面でも安心して利用できます。SlackのAIアプリガイドラインに従い、顧客データがサードパーティ製LLMのトレーニングに使用されたり保存されたりすることは一切ありません。
Slack AIは、社内のナレッジを活用した生成AIツール群として、情報収集や業務効率化にメリットをもたらします。要約、検索、まとめ、翻訳といった基本機能に加え、外部アプリとの連携により、さらに高度な業務自動化も実現可能です。
プランによって利用できる機能が異なるため、組織のニーズに合わせた選択が欠かせません。基本的な要約機能のみで良ければプロプラン、より幅広いAI機能を活用したい場合はビジネスプラスプラン以上を検討しましょう。
Slack AIの導入により、チーム全体の生産性向上や情報共有の最適化を図れます。まずは現在のSlackプランでどの機能が利用できるかを確認し、段階的な活用から始めてみてはいかがでしょうか。
アイスマイリーでは、「生成AI のサービス比較と企業一覧」を提供しています。最新のAIサービス動向を把握し、比較検討するために以下よりぜひご活用ください。
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