生成AI

最終更新日:2025/08/22
NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」を通じて社員が発案した、AIを活用した次世代のアニメ制作支援基盤「ANICRA」のスピンアウトしました。
このニュースのポイント
株式会社NTTドコモは、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」を通じて社員が発案した、AIを活用した次世代のアニメ制作支援基盤「ANICRA」のスピンアウトしました。
スピンアウトとは、企業が特定の部門や事業を分離して新会社として独立させることで、元の企業からの出資を受けない、もしくはマイナー出資で独立することです。
「ANICRA」を開発・運営する株式会社CrestLabには、East Ventures、ドコモ、コルク、複数のベンチャーキャピタルや個人投資家が出資します。代表取締役社長は、ドコモ社員の坂東 裕太氏が務めます。
日本のアニメ産業は、世界的なアニメ人気の高まりにより拡大傾向が続く一方、長時間労働や低賃金構造といった待遇課題による人材不足や、海外へのアウトソーシングによる品質低下といった課題が深刻化しています。
「ANICRA」では、動画や仕上げを中心とした工程においてAI技術を活用することで、制作工程の効率化・省力化が可能です。導入する事で、これまで海外への外注に大きく依存していた工程を、国内の制作ライン内で効率的に処理できる体制に転換します。
「ANICRA」の特徴として、動画や仕上げ工程のAIサポート以外にも、プロダクション連携を通じた、現場にフィットする仕様設計・導入支援体制の構築や、漫画原作・執筆経験のある、創業者によるクリエイター視点のプロダクト開発が行えます。
複数のアニメスタジオとの実証実験では、対象工程の内、約7割の工数削減を実現し、生産性と品質の双方で高い効果を確認しました。
CrestLabは、AIによる制作支援を通じて制作現場の効率化と品質向上を図ることで、クリエイターがより創造的な作業に集中できる環境の実現を目指します。
出典:NTTドコモ
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