生成AI機能が大幅拡大。Adobe Photoshop(Beta)がリリース開始
最終更新日:2024/05/02
Adobeは、「Adobe Firefly Image 3 Foundationモデル」と新しい生成AI機能を搭載したAdobe Photoshop(Beta)を発表しました。
このAIニュースのポイント
- Adobe Photoshop(Beta)が提供開始。新しいAIモデルにより画像生成手法が刷新
- 生成AI機能の強化により多彩な編集オプションが追加
- Adobe Firefly web版の機能がPhotoshopに統合され、画像生成や効率的な編集が可能に
Adobeは、2024年4月23日に開催されたAdobe MAX London 2024で、新しい生成AI機能を搭載したAdobe Photoshop(Beta)を発表しました。「Adobe Firefly Image 3 Foundationモデル」の搭載により新たな画像生成手法が追加され、すべての生成AI機能をサポートする新しいオプションが追加されました。本サービスは、同日にパブリックベータ版としてリリースされています。
現在Adobe Photoshop内で利用できる生成AI機能として、「生成塗りつぶし」や「生成拡張」があります。今回、これらのオプション機能が強化されました。
例えば、従来よりも提案される生成画像の選択が豊富になり、気に入った画像を参照できるまで繰り返しバリエーションを生成できる「類似を生成」機能があります。
さらに、生成画像のディテールを強調する機能も加わりました。
他にも、画像の背景を生成する機能も新たに加わりました。スマホなどで撮影した被写体の不要な背景を削除し、新たな背景を生成をするなど、様々なオプションが実行できます。
また、Adobe Firefly web版のみでの提供だった白紙から画像生成を行う機能が、Photoshop内でも利用可能になりました。プロンプトからの画像生成機能に加え、プロンプトでは表現が難しいようなイメージを再現するための「効果」機能が有効です。
既存のテーマやイメージのカテゴリーから選択でき、複数のバリエーションで画像が生成されます。生成された画像を参照しながら、さらにアレンジすることも可能です。
同じく、Adobe Firefly web版のみの提供であった、参照画像を読み込ませてスタイルとして用いる機能も利用できます。
明確にスタイルのイメージがある場合、効率的な方法として利用が期待されます。
4月25日に放送されたアドビのインターネット番組「Creative Cloud道場」では、今回リリースとなったPhotoshop(Beta)の遊び方(使い方)が徹底解説されています。
出典:Adobe
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