京セラ、音声をリアルタイムに表示する字幕表示システム「Cotopat」を販売開始
最終更新日:2023/08/24
京セラドキュメントソリューションズジャパンは、京セラが開発した字幕表示システム「Cotopat」の販売を2023年8月17日より開始しました。
このAIニュースのポイント
- 「Cotopat」は、話した言葉をリアルタイムに認識して文字・図解・動画をスクリーンに表示するシステム
- 聴覚障がいのある方や高齢者の方々など、コロナ禍でのマスクやアクリル板を介した会話が聞き取りづらいという課題を元に京セラが開発
- 今後は各自治体や駅などの公共施設、大学、ホテル、百貨店などの受付、病院、福祉施設などの相談窓口への販売を予定
京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社は、京セラ株式会社が開発し、事業化にむけて実証実験を重ねてきた「わかりやすい字幕表示システム」を「Cotopat(コトパット)」と名付け、販売を開始しました。
「Cotopat」は、話した言葉をリアルタイムに認識して文字・図解・動画をスクリーンに表示することで、会話の聞き取りづらさを解消し、コミュニケーションを円滑にするシステムです。特に聴覚障がいのある方や高齢者の方々は、コロナ禍におけるマスクやアクリル板を介した会話の聞き取りづらさなどからコミュニケーション障がいを感じる方も多く、その課題を解決するため2021年に京セラが開発しました。
「Cotopat」を活用することで、相手の表情を見ながら安心して会話することができ、発話者もスムーズに情報を伝えられるため、さまざまな業種の窓口業務でのサービス向上や対応時間の短縮に貢献します。
特徴としては、音声を字幕として表示できることのほかに、図解や動画の表示も可能なため、視覚情報を通してより分かりやすく伝えることができます。また、日本語をはじめとする7種類の言語に対応しているため、海外からの利用者に現地の言葉で情報を伝えることも可能です。
京セラは、これまでに横浜市中区役所内の福祉関連窓口や同志社大学、JR新宿駅などで実証実験を行っています。それらのことを踏まえ、Cotopatの販売を担う京セラドキュメントソリューションズジャパンは今後、各自治体や駅などの公共施設、大学、ホテル、百貨店などの受付、病院、福祉施設などの相談窓口への販売を予定しています。
出典:京セラ株式会社
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