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最終更新日:2024/04/04
近年は、多くの人がスマートフォンを利用して情報を検索したり、自身の情報を発信したりするようになりました。また、インターネットショッピングもスマートフォンで手軽に行えるようになるなど、日々利便性が高まっています。実際、多くの方が一度はアマゾンや楽天といったショッピングサイトで買い物をしたことがあるのではないでしょうか。
このような便利な現代ですが、最近ではAIの活用によってさらなる利便性の向上を図る動きが見られるようになってきています。その中でも特に、アマゾンはAIを積極的に活用する動きを見せており、産業界から多くの注目を集めているのです。
今回は、AIの活用に積極的な姿勢を見せているアマゾンのAI導入事例について詳しくみていきましょう。

アマゾンのAIを活用したサービスのひとつに、「バーチャルメイク機能」というものが挙げられます。これは、同社のショッピングアプリ上において、AI(人工知能)とAR(拡張現実)を活用し、メイクアップの商品を試すことができるというものです。
フランスの化粧品会社であるロレアルグループの傘下「モディフェイス社」のAI・ARを活用することによって、ユーザーはアマゾンで購入する前に、商品をバーチャルで試すことができるようになりました。
また、AIによって製品の色を瞬時に読み取ったり、AIによって収集した情報をもとに、ARで「メイクしたような仕上がり」を画面上に映し出したりすることもできるようになっています。
ご存知の通り、これまで、インターネットショッピングにおいては「商品を購入する前に試すことができない」というデメリットがありました。特にメイクアップ商品においては、実際に試してみなければ自分の肌色に合っているかどうかを確認することはできません。
この「バーチャルメイク機能」は、まさにそういったインターネットショッピングのデメリットを払拭することができる機能といえるのです。
また、利用方法も非常にシンプルです。対象商品のページ上で、自身の動画や画像を選択するだけで、自身の顔をベースとして、そのメイクアップ商品を実際に試しているようなバーチャル画像を確認することができるのです。このお試しを持って、もしその商品が気に入れば、そのままワンストップで購入することも可能なので、ショッピングの方法としても非常にスムーズです。
2019年6月時点では、日本ロレアル、資生堂、カネボウ、コーセー、花王という5つの化粧品会社から計18ブランドが導入されており、890以上のリップアイテムをバーチャルで試すことができるようになっています。しかも、今後はさらに対象ブランドとカテゴリを拡大していくことが検討されているため、より一層アマゾンでのショッピングが手軽に行えるようになる可能性も高いでしょう。

アマゾンでは、バーチャルメイク機能以外にも、AIを活用した画期的なサービスの提供を開始しています。それが、AWS(Amazon web service)というものです。現在このWBSでは3つのAIサービスが提供されており、日本ではその内の2つを使用することができるようになっています。
ひとつは、音声読み上げサービスの「Amazon Polly」というものです。これは、テキストを音声に変換するサービスで、24言語を使用することができます。また、声の種類も豊富で、47の声から選択することができるようになっています。そんな「Amazon Polly」の料金は、基本的に従量課金制となっていますが、最初の利用から12ヶ月間に限り、1ヶ月500万文字まで無料で使用することができます。

そしてもうひとつは、画像・動画の解析サービスである「Amazon Recognition」というものです。これは、動画や画像の中から特定の人物を判別したり、動きの解析を行ったりするサービスとなっています。この「Amazon Recognition」も料金は従量課金制となっており、最初の利用から12ヶ月間は「1ヶ月1000分」まで無料で動画解析を行うことが可能です。
こういったアマゾンのAIレンタルですが、すでにさまざまな分野の現場で活用され始めています。そのひとつに、「学校法人山崎学園いなほ幼稚園」が挙げられます。いなほ幼稚園では、遠足や運動会といった行事のときだけでなく、日常の様子もプロのカメラマンに撮影を依頼しており、保護者はその写真をインターネットから購入することができるようになっています。この写真購入にアマゾンのAIが活用されており、事前に子どもの顔を登録しておくことで、自分の子どもが写っている写真だけを抽出することができるのです。
これまでは多くの幼稚園と同じように、地元の写真店に撮影してもらった写真を園内に貼って販売する形をとっていたそうですが、この方式では忙しい保護者などが来園できないケースもあったといいます。そこで、インターネット上で写真を購入できるシステムを導入したことにより、わざわざ来園する手間を省くことができ、さらに数多くの写真の中から「自分の子どもが写っている写真」を探し出す手間も省くことができるようになったわけです。
AIの活用によって、保護者の負担を大幅に軽減できているのです。
このように、AIの活用に積極的な姿勢を見せるアマゾンは、日常生活における利便性をより高める存在となっていることがお分かりいただけたかと思います。そして、最近ではAIの「レンタル」という形で、よりさまざまな企業や自治体が手軽にAIを導入できるような仕組みを作り上げつつあるようです。
いまや、私たちにとってAIは非常に身近な存在となりつつあります。それに加え、少子高齢化に伴う人手不足も深刻化している状況のため、業務効率化を図る上ではAIの活用はもはや必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。
とはいえ、AIはまだ発展途上の技術でもあります。そのため、今後さらにAIによる画期的なシステムが生まれる可能性も十分に考えられます。そのような技術の進歩にも柔軟に対応し、上手に活用していくことが求められるのです。
積極的にAIを導入するアマゾンは、まさにその先陣を切る存在といえるかもしれません。今後、アマゾンがどのような形でAIを導入したり提供したりしていくのか、ますます期待が膨らみます。
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