横須賀市、音声会話型生成AIを活用した認知症予防会話サービスの開発を開始
最終更新日:2024/08/14
横須賀市は、音声会話型おしゃべりAIアプリの開発を行うStarley、脳科学研究を行う学術機関と協力。生成AIを活用した認知症予防のための新たなサービスの開発を開始しました。
このニュースのポイント
- 横須賀市がAIサービスの開発を行うStarley、脳科学研究を行う学術機関と、認知症予防のための新サービスを開発
- Starleyの高度な音声会話生成技術を活用し、リアルな音声会話を提供。医学的知見から脳科学研究機関が効果を検証
- 生成AIによるコミュニケーションがもたらす認知症予防効果を見込み、横須賀市民の高齢者をサポートしていく
横須賀市は、音声会話型おしゃべりAIアプリ「Cotomo」を開発したStarley株式会社、脳科学研究を行っている学術機関と協力し、生成AIを活用した新たなサービスの開発を開始しました。
横須賀市では高齢化が進行しており、特に85歳以上の高齢者数は、2020年から2030年にかけて約1.5倍に増加すると推計されています。このような状況に対応するため、横須賀市は主にサービス開発を行うStarley、また脳科学研究を行っている学術機関と連携し、新たなAIサービスの開発に着手しました。
今回の取り組みは、認知症予防において「会話」が重要な役割とし、コミュニケーションを行う効果と、過去の記憶を呼び起こすことによる効果を見込んでいます。
開発中のサービスは、Starleyの高度な音声会話生成技術を活用したもので、24時間365日、タイムラグなくリアルに人と話しているような体験を提供します。また、昭和時代のニュースをAIに追加学習させることで、高齢者の思い出ばなしを促進することも可能です。認知症の予防効果については、脳科学研究を行う学術機関が医学的知見から検証します。
今回の取り組みと検証結果は、横須賀市だけでなく日本全国の高齢者が元気で安心して過ごせる未来に向けた、生成AIや認知症予防の新たな一歩であるといえます。
Starleyと横須賀市は「音声会話型AIサービスの共同研究及び開発に関する連携協定」を締結し、認知症予防以外での分野においても、音声会話生成技術を活かした市民サービスの提供のために研究を行っていく方針です。
出典:PR TIMES
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