大和工業とEVERSTEEL、鉄スクラップ自動解析AIの実用化に向けた効果検証を開始
最終更新日:2024/03/06
大和工業とEVERSTEELは、 脱炭素実現に向けた鉄リサイクルの効率化を目的に、2022年6月より画像認識を用いた鉄スクラップ自動解析AIシステムの効果検証を開始しました。
このAIニュースのポイント
- 大和工業とEVERSTEEL、2022年6月より鉄スクラップ自動解析AIの実用化に向けた効果検証を開始
- 従来の等級査定技術に比べ、高精度な等級査定及び異物検出を実現
- スクラップの高品位化は世界の重要課題であるため、AI技術の海外展開も視野に入れる
大和工業株式会社と株式会社EVERSTEELは、 脱炭素実現に向けた鉄リサイクルの効率化を目的に、2022年6月より画像認識を用いた鉄スクラップ自動解析AIシステムの効果検証を開始しました。従来の画像単位での等級査定技術に比べ、独自技術の活用により高精度な等級査定及び異物検出を実現します。
属人的なスキルの客観化を図り技術継承を行うため、鉄スクラップリサイクルプロセスとAIの両分野で高い専門性を有し、鉄スクラップの効率的な選別を可能にするAIソリューションの技術を持つ東京大学発のスタートアップ企業EVERSTEEL社と本AIシステムの共同開発に着手しました。
このAIシステムを構築するため、EVERSTEEL社が保有するベースラインAIモデルを大和工業社へ最適化し、技術検証を実施。①グレードの判定作業(等級査定)と②トランプエレメント等を含む異物の検出除去(異物検出)において、独自技術により、従来の画像単位での等級査定技術に比べ、等級査定及び異物検出において高精度の検出成果を確認できました。
2021年11月末〜2022年3月末の4ヶ月間に亘る技術検証で一定の成果を得ていることから、2022年6月より実践的なAIシステムにおける効果検証を行います。
海外で加速する脱炭素対応の観点から、スクラップの高品位化は国内外問わず共通する重要課題であり、将来における当該技術の海外展開も視野に入れて取り組んでいます。
出典:PR TIMES
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