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最終更新日:2024/03/26
ChatGPTの「GPTs」とは?
ChatGPTを開発したOpenAI社は、2023年11月7日(日本時間)に開催した開発者向けカンファレンス「OpenAI DevDay」にて最新機能「GPTs」を発表しました。GPTsを使うことで、オリジナルのChatGPTをノーコードで開発することが可能です。
進化を続けるChatGPTの能力を引き出し、独自にカスタマイズしたAIサービスを立ち上げられるGPTsは、開発者をはじめクリエイターや教育者、ビジネスオーナーなど多くの業界から注目を集めています。
本記事では、GPTsの概要から代表的な活用事例、機能や具体的な手順などについて解説します。GPTsによるAI開発の手法を理解し、自社組織やビジネスに役立てるためにぜひご覧ください。

「GPTs」は、2023年11月7日(日本時間)に開催されたOpenAI社のカンファレンス「OpenAI DevDay」にて発表されたChatGPTの新機能です。特定の目的に合わせてGPTをカスタマイズできる機能で、自然言語を入力するだけでノーコードでChatGPT搭載のシステムを開発できます。
プログラミングの知識が不要なため、エンジニアが不在でもChatGPT上で手軽にアプリケーション開発が可能です。
「GPTs」は、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」または企業向け「ChatGPT Enterprise」のユーザー向けに公開されています。GPTsを使うために別途料金を支払う必要はありませんが、ChatGPTの無料版では利用できないため注意が必要です。
OpenAI社の発表後、随時ユーザーごとに公開されており、ツールが有効化されるとChatGPTの画面上に「Explore」というメニューが追加されています。
GPTsは2023年11月7日(日本時間)のOpenAI社の公表とともにリリースされました。GPTsには、カスタマイズした独自のGPTを共有、販売できる「GPT Store」機能も搭載されています。
当初は、2023年11月末に公開予定とされていましたが、その後2024年1月頃に延期すると発表しています。
個人向けの有料プラン「ChatGPT Plus」を契約しているユーザーは、GPTsを利用することができます。ChatGPTトップ画面の「Explore」メニューから、「Create a GPT」を選択して利用できます。
特に申請や手続きは不要なため、無料版から有料版へ変更するだけでアクセス可能です。

GPTsを活用することで、ChatGPT上で誰でもGPT搭載ツールを開発することが可能です。インターネット上でもすでに多くの開発事例が公開されています。ここでは、代表的なGPTsの活用例の一部を紹介します。
GPTsのメイン機能とも言えるのが、ノーコードでのChatGPTカスタマイズ機能です。どのようなツールを作りたいのか、自然言語による指示を入力するだけで、特定の目的を果たすための独自ChatGPTを作成できます。
プログラミングのコーディングや知識が不要なため、エンジニアが不在の場合でも手軽に開発することが可能です。ChatGPTの対話形式で機能や注意点などをリクエストできるため、細かな調整にもさほど手間がかかりません。
例えば、GPTsに教科書や授業資料をインプットし、学生の質問に回答してくれるシステムを構築して、教育現場で活用するといった方法も有用です。教員の業務負担を軽減でき、リソースを有効活用できるでしょう。
GPTsの活用事例「Prompty」では、ChatGPTに入力したプロンプトを最適化してくれます。プロンプトは、AIチャットツールで効率的に求める回答を得るために、必要となる定型文です。
AIツールで期待した回答が得られない場合に、Promptyを使うことで最適なプロンプトへと変更することが可能です。例えば、「2月におすすめの観光スポットを教えて」というプロンプトだけでは、ざっくりとした情報しか出力されない場合があります。
そこで、Promptyに上記プロンプトを入力すると「2月におすすめの観光スポットを教えてください。雪景色がきれいな場所やライトアップされたスポットが楽しめる都市名をピックアップしてください。伝統や歴史などの背景も含めて、さまざまな観点から選んでください。」といったように修正してくれます。
GPTsで開発したツールは他のユーザーと簡単に共有できるため、社内の部署やチーム内で共有すれば業務効率化につながります。GPTsでは、公開範囲を選択する機能が備わっており、「Only me(自分のみ)」「Only people with a link(リンクを知っている人のみ)」「Public(一般公開)」の選択肢から選べます。
自宅の家電の操作方法や保管場所の記録など、個人的な利用を想定したツールは「Only me(自分のみ)」が向いています。また、社内や家族など特定のグループで共有したい場合には「Only people with a link(リンクを知っている人のみ)」が便利です。
今後GPT Store機能が正式にリリースされれば、開発ツールをストア内でリリースすることも可能です。
GPTsは、資料やWebページなどのコンテンツの添削・校正に活用できます。ChatGPTでもテキスト要約や校正、翻訳などの機能が使えますが、GPTsでファイルをアップロードすれば、より多くの文章を一気に添削できるため、作業効率がアップします。
また、スキルアップを目的として、執筆を指導してもらうという使い方も可能です。SEOに対応したWeb記事の執筆やWeb検索機能を用いた情報比較などにもGPTsを活用できます。実際に、SEO記事の校正作成やリサーチを支援するGPT「SEO Article Assistant」も登場しています。
GPTsの「Code Teacher」では、プログラミングコードの意味や不明点を丁寧に解説してもらうことが可能です。コードの知識を解説してもらうGPTsを作成すれば、プロンプトにコードを入力し、知りたいことや不明点を質問するだけで、自動で説明内容をアウトプットしてくれます。
初心者がプログラミングコードを学習したい場合にも大いに役立ちます。

GPTsは、ChatGPTの有料プランのユーザーなら、画面上ですぐにアクセスできます。独自システムをカスタマイズする際には「Create」と「Configure」の2つの機能を利用します。ここでは、各機能の使い方について解説します。

GPTsの「Create」は、どのような機能を備えたツールを作りたいのか、カスタマイズするツールの基礎的な情報を入力します。使い方は通常のChatGPTと同じで、どのような問題を解決したいかなどを対話形式で伝えて、ツール開発を行うことが可能です。
なお、「Create」機能を使わずに、次で説明する「Configure」を使ってシステムを開発することもできます。

「Configure」は、ツールに搭載する機能を選定する、もしくは追加情報を与えるための機能です。ファイルをアップロードして開発に必要な情報を直接学習させることもできます。
「Configure」にある外見や機能をカスタマイズするためのオプションには、以下のようなものがあります。
WebブラウジングやDALL-E 3など、ChatGPTに実装されている複数のツールを使うかどうかも選択可能です。Web検索やAI画像作成、データ分析などの多様な機能をGPTsツールに搭載できます。

GPTsを使うプラットフォームは「GPT Builder」とも呼ばれますが、ChatGPT内のGPTsのシステムと同じです。ここでは、GPT Builderを使ってオリジナルGPTを作る流れを紹介します。
ChatGPTで「Create a GPT」を選択すると、GPTs(GPT Builder)が立ち上がり、「Create」メニューが表示されます。自然言語でプロンプトを窓に入力し、対話形式でオリジナルのGPTを作っていきます。
まずは、どのようなChatGPTを作りたいかを伝えます。具体的な入力方法はさまざまですが、ベースとなるファイルをアップロードして「ファイルをもとに質問へ回答するチャットを作成してください」といったやり方も有用です。
チャット上で会話を続けながら、細かく指定していくと、より具体的なシステムの枠組みを伝えられます。
おおまかなGPTの要件をリクエストすると、自動的に名前とアイコンが提案されます。そのまま使いたい場合は、確定する旨をコメントすればOKです。もし変更したい場合は、どういったタイトルやアイコンに変更するかをテキストで入力し、希望するタイトルやアイコン画像を設定します。
続いて、回避したい情報や強調したいポイントなどを指定していきます。「知らない情報について聞かれた場合には「わかりません」と回答してください」といった留意点を伝えておくと、ChatGPTで課題となりやすい知ったかぶりの回答の回避にもつながります。
「専門用語はできるだけ使わずに、わかりやすいように回答してください」といったリクエストにより、初心者でもわかりやすい回答を得られます。
会話のスタイルなど細かなGPTsの設定は、「Configure」で調整できます。「親しみやすく」「ビジネスライクに」など会話のスタイルを決めたい場合には、「Instructions」のタブで指定します。
「Configure」では、他にもさまざまな設定項目が用意されており、希望の通りに変更できます。例えば、対話のもとになる情報は「Knowledge」から設定できます。また、「Capabilities」では、Web検索を使って不足している情報を追加するよう指定できます。
「Actions」では外部APIの呼び出しも使えるため、売上データや政府が公開する統計なども取り込めます。すべての設定が完了したら、画面の右上にある「Save」ボタンで保存します。保存したら、テストを行い正常に動作するかを必ず確認し、必要な対策を行いましょう。
ここでGPTを公開することも可能で、「Only me」「Only people with a link」を選んですぐに公開、シェアできます。公開した場合、「Sace」ボタンは以後「Update」ボタンに変わる仕様です。

GPTsは、ChatGPTの最新機能として2023年11月にリリースされました。ChatGPTをカスタマイズして特定の用途で使えるオリジナルツールを、ノーコードで作成できます。開発したツールは他のユーザーと簡単に共有でき、外部APIとの連携も可能なため、ビジネスから教育、日常生活まで幅広いシーンでの活用が期待できます。
現在はChatGPTの有料プランでのみ利用できる機能ですが、月額のみでGPTsが使えるのは大きなメリットといえます。今回紹介した活用事例も参考にして、自社における生成AIの活用を検討してみましょう。
ChatGPT連携サービスを提供する企業一覧を、下記にて取得いただけますので、ぜひご活用ください。
GPTsは2023年11月7日(日本時間)にOpenAI社より公表され、随時ユーザーに公開されています。ただ、利用者が急増したため、約1週間後の11月15日(アメリカ現地時間)には、有料版「ChatGPT Plus」の新規登録を一時停止したことを発表しました。
約1ヶ月後の12月13日(アメリカ現地時間)には、「ChatGPT Plus」の新規登録を再開しており、登録後にGPTsの利用を開始できます。
GPTsは現在、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」または企業向け「ChatGPT Enterprise」に契約していれば、申請や手続き不要で利用できます。GPTsを使うために別途費用は発生しません。個人の場合、月額20ドル「ChatGPT Plus」でGPT-4やGPTsなどの機能を使うことが可能です。
GPTsはアルファベットの通り「ジーピーティーズ」と読みます。
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