オリジナルの高度なAI作業解析システムを構築・運用が可能な 「VP-Motion」販売開始

最終更新日:2024/02/16

独自の行動解析AI作成キット登場

ネクストシステムは、AIで高度な作業解析や行動解析が可能なシステム「VP-Motion」の提供を2022年5月12日より開始しました。「VP-Motion」は利用者自身で検知したい作業を学習させることで、AIを活用したオリジナルの作業解析システムを低コストで構築できる製品です。

株式会社ネクストシステムは、AIで高度な作業解析や行動解析が可能なシステム「VP-Motion」の提供を2022年5月12日より開始しました。「VP-Motion」パッケージには教師データ作成ツール「VP-Motion Annotator」学習システム「VP-Motion Trainer」監視システム「VP-Motion Monitor」学習システム用・監視システム用プロダクトキーが含まれます。
 
「VP-Motion」とは、検出したい行動や作業、動作にラベルをつけて、あらかじめAIに学習させることで、骨格情報から対象の人物がどんな行動や作業をしているかをリアルタイムで判別できる最新のAI行動解析システムです。
 
作業解析システムを自ら構築する場合、大掛かりな開発が必要でしたが、「VP-Motion」では利用者自身で検知したい作業を学習させることで、AIを活用したオリジナルの作業解析システムを低コストで構築できます。
 
現場のニーズに合わせてお客様側にて自由に学習できるため、作業ミスの検知や転倒事故の早期発見、事故へつながる行動の検知、不審行動の検知などさまざまなケースでの活用が可能です。
 

 
作業解析を行う事前準備として、教師データ作成ツール「VP-Motion Annotator」を利用し、お手持ちの動画素材から、検出したい行動にお客様ご自身でラベルを設定します。その後、学習システム「VP-Motion Trainer」で学習を行うと、オリジナルのAIモデルを自動生成できます。
 

 
実際に作業解析を行う際には、現場にカメラを設置し、監視システム「VP-Motion Monitor」に前述したオリジナルのAIモデルを適用すると、あらかじめ学習させた作業を対象の人物が行った際にリアルタイムで検出できます。同時に解析できるカメラ台数は最大で8台です。
 

 
「VP-Motion」で取得した行動解析データを蓄積しておき、その後BIツールなどで分析を行うことで作業工程での課題発見ができます。また、ソケット通信機能を利用すると、カメラから検知したログデータをリアルタイムで外部アプリケーションへ送信できます。特定の行動が検知された際に機械を停止するなど、作業の自動化も可能です。
 
監視カメラシステムを所持していない場合でも、「VP-Motion」は動画データの記録が可能なため、シンプルな監視カメラシステムとして利用できます。まずは動画データのみを蓄積しておき、将来的にAI導入を検討するという使い方も可能です。
 
出典：@Press

AIsmiley編集部

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