東北電力グループ、DX推進方針を策定。「よりそうnext」実現に向けてDX推進を加速

最終更新日:2023/09/29

東北電力グループは、中長期ビジョン「よりそうnext」を具現化するためにDX推進の方針を策定しました。AI等のデジタル技術により、エネルギー事業の効率化と価値向上を目指します。

このAIニュースのポイント

東北電力グループは中長期ビジョン「よりそうnext」を加速させるために、DX推進方針を策定
AIやデジタル技術を用いて、電力供給の安全性や安定性を高め、エネルギー事業の価値向上を図る
新たなビジネス創出も視野に入れ、グループ全体でDX推進に取り組み、デジタルサービスの提供を拡充予定

2023年9月22日、東北電力グループは中長期ビジョン「よりそうnext」実現に向けて「東北電力グループDX推進方針」を策定しました。これにより、電力供給事業の抜本的変革とスマート社会実現事業の早期収益化、企業価値創造を支える経営基盤の進化を目指します。

具体的には、AI等の先進的デジタル技術を用いて、電力供給の安全性や安定性を強化します。これにより、発電所や送配電設備などの運用が効率化され、エネルギー事業の価値向上を試みます。さらに、フィールド業務でのデジタルデバイスの利用拡大を通じて、収集される電力設備データをグループ企業間で活用し、ビジネスプロセスの変革を図る計画です。

また、DX推進を通じて得られる知見を活かし、設備管理事業やデータ事業などの新たな分野でのビジネス展開も想定しており、顧客に新しい価値を提供できるだけでなく、地域社会の持続的成長と発展にも寄与することができます。

同グループは、社員一人ひとりがDXを自分事と捉え、グループの成長と変革に取り組む意向を示しており、そのための実践力を高める教育が全従業員に対して行われ、DX推進に積極的に取り組む人材のキャリア形成の仕組みも構築されます。

今後もデジタル技術の進展と社会環境の変化に適応し、ビジョン実現のために地域社会と顧客に「よりそう」デジタルサービスを提供し続けると述べています。

出典：東北電力株式会社