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最終更新日:2025/11/26
生体認証「SAKULaLa」顔認証導入
東武鉄道と日立製作所は、両社が提供する生体認証サービス「SAKULaLa」を鉄道改札、店舗決済、入退管理に拡大することを発表しました。
このニュースのポイント
東武鉄道株式会社と、株式会社日立製作所は、誰もが安心・快適に手ぶらで生活できる社会の実現に向けて、両社が提供する生体認証サービス「SAKULaLa」を、鉄道改札、店舗決済、入退管理に拡大することを発表しました。従来の指静脈認証に加えて顔認証を追加することで、複数の生体認証を同一プラットフォーム上で提供する国内初のサービスです。
少子高齢化に伴う労働力不足や、デジタル格差の発生、なりすましの増加などの社会課題を背景に、誰もが安全かつ簡便に利用できる認証手段の必要性が高まっています。
これまでの「SAKULaLa」は、指静脈認証を中心に展開していましたが、場所の制約により、専用装置の設置が難しい環境があるなど、指静脈認証だけでは十分な対応が難しいという課題が顕在化していました。また、今後、各事業者が個別にサービスを提供するのではなく、相互に連携し合い、利用者にとってより便利な価値を提供する仕組みを実現していくために、本人認証の方法を増やしました。また、ウォークスルー認証が可能な顔認証サービスの提供を開始し、顔情報の登録もスマートフォンで行えるようにしました。
撮影された顔の画像は認証後すぐに削除され、保存されません。

「SAKULaLa」の顔認証活用の第一弾として、11月13日(木)13時より、東武宇都宮線の改札での利用を開始しました。対象区間の定期券の交通系ICカード番号と顔情報を登録することにより、顔認証でスムーズに改札を通過できます。
また、2026年度より、「SAKULaLa」と入退管理システムとの連携も予定しています。オフィスやスポーツクラブなども生体認証で入退室できるようになり、鉄道を含め日常生活での利用シーンが一層拡大します。今後はさらに、AIの活用による事業者間のサービス連携を促進し、新たな付加価値を提供します。これにより、幅広い世代が利用できるサービスを迅速かつ効率的に創出でき、人々の豊かな生活の実現を支えていきます
出典:東武鉄道
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