生成AI

最終更新日:2024/02/13
画像データから自動で点字に翻訳する点訳エンジン「:::doc(てんどっく)」を開発したTAKAO AIは試用版サイトの無料公開を開始しました。スマートフォンやパソコンのブラウザ上に撮影した写真をアップロードするだけで数秒後には点訳結果が画面に表示されます。
このAIニュースのポイント
AI技術などを活用したサービスによる情報アクセシビリティ改善に取り組む高専発ベンチャー、TAKAO AI株式会社は、画像データから自動で点字に翻訳する点訳エンジン「:::doc(てんどっく)」の開発、実用化に成功し、10月20日(水)よりデモサイト上での無料体験サービスの提供を開始しました。
試用版サイトURL:https://demo.takao.ai/
従来の点字翻訳は点字技能を有する晴眼者(目の見える人)が1文字ずつ点字に置き換える作業が基本であり、点字に対する深い知識を持った専門の方が長い時間を掛けて行う必要がありました。この点訳者の人口は決して多くはなく、そのため、世の中の書類のほとんどは点訳がなされておらず、視覚障害者は日常身近で手にするあらゆる墨字(非点字)情報をリアルタイムに取得することは困難でした。また、文書の中には図表が含まれていることも多く、二次元にレイアウトされた情報を点字で伝えることは非常に困難です。
TAKAO AIの自動点訳エンジンは入力された画像データを独自開発のAIモデルによって解析し、全自動で点字に翻訳するソフトウェアです。スマートフォンやパソコンのブラウザ上に撮影した写真をアップロードするだけで数秒後には点訳結果が画面に表示されます。ディープラーニング等の手法を用いることで画像の認識精度の向上、処理時間の高速化、さらに読み取った文字・写真やレイアウト情報から要約文章の生成や一部の代表的な情報を重点的に点訳するなど視覚に訴える情報のコンテキストを反映した自動点訳を実現しています。
これにより、日常身近に受け取る学校からの手紙や地域イベントのお知らせ、スーパーのチラシの特売情報のような印刷物も視覚障害者は他人を介すことなくタイムリーに情報へアクセスできるようになります。
出典:PR TIMES
業務の課題解決に繋がる最新DX・情報をお届けいたします。
メールマガジンの配信をご希望の方は、下記フォームよりご登録ください。登録無料です。
AI製品・ソリューションの掲載を
希望される企業様はこちら