生成AI
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最終更新日:2023/12/08
住友セメントシステム開発は建物の作業管理を行うクラウドサービス「FM for Dynamics」検針作業を効率化する画像認識AIを追加した「検針FIL」を開発、2021年6月1日より販売します。
このAIニュースのポイント
住友セメントシステム開発株式会社は、電気・ガス・水道メーター等の画像から数値を読み取る検針サービス「検針FIL(Facility Information Learning)」を開発、販売します。従来の検針サービス機能に画像処理のAI技術を組み込み、新たなサービス (特許出願中) として2021年6月1日より提供します。
住友セメントシステム開発は、2009年からオフィスビル、商業施設、工場、ホテル等の建物の作業管理を行うクラウドサービス「FM for Dynamics」 (FMD) をビルオーナー、建物管理会社向けに提供しています。FMDは、年間・月間の作業計画を立て、実施結果を報告書として自動的に出力するサービスです。
クラウドサービスのため作業の状況がリアルタイムに確認でき、建物管理のSLA(Service Level Agreement)の根拠の一つとしても活用されています。FMD利用者から作業の一つでもある検針業務の作業負荷について、検針ミスによる誤請求、それを防ぐための複数人での検針作業によるコスト増対応等の相談が増加していました。
元々あった検針サービス機能は、エビデンスとしての写真保存だけでしたが、独自で培ってきた画像処理のAI技術を取り込み、現場支援の機能として、「検針FIL」を開発しました。
検針業務は、必ずしも電波状況の良い環境で行われる訳ではありません。そのため、オフラインでも使用できるように、「検針FIL」はアプリとして提供。クラウドに接続できる環境で、行う予定の検針作業をダウンロードし、作業終了後にアップロードすれば、情報はクラウド環境に保存されます。タブレットアプリは9月リリース予定です。
メーター値を読み取る際に、貼られているQRコードを読み取るだけで、対象メーターを自動で認識し、読み取った数値とメーター値を紐づけます。QRコードを貼らなくても、リストから対象メーターを選択すれば、読み取った数値を紐づける事もできるため、準備が全て整わなくても使い始められます。
検針結果をクラウドにアップロードすれば、報告書まで自動で作成できます。現状は、デジタルメーター、回転式メーターが対象メーターとなっていますが、利用者の声を聴きながら、アナログメーターの提供も検討していきます。
出典:@Press
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