ソフトバンク、国内最大級の生成AI開発向け計算基盤の稼働を開始
最終更新日:2023/11/09
ソフトバンクは、生成AI開発向けの計算基盤の稼働を開始しました。今後は、2024年内に3,500億パラメーターの国産LLMの構築を目指します。
このAIニュースのポイント
- ソフトバンク、生成AI開発に向けて国内最大級の計算基盤の稼働を開始
- SB Intuitionsが日本語特化の国産LLM開発に本格的に着手
- 2024年内に3,500億パラメーターの国産LLMの構築を目指す
2023年10月31日、ソフトバンク株式会社は、生成AI開発向けの計算基盤の稼働を開始したと発表しました。子会社であるSB Intuitions株式会社はこの基盤を活用し、2024年内に3,500億パラメーターの国産LLMの構築を目指します。
今回稼働を開始した計算基盤は、NVIDIA Tensor コア GPUを2,000基以上搭載したAI スーパーコンピューター NVIDIA DGX SuperPOD、NVIDIA ネットワーキング、NVIDIA AI Enterpriseソフトウエアで構成された大規模クラスターで、国内最大級の計算基盤です。
まずはソフトバンクとSB Intuitionsで段階的に利用しながら、2023年度中に全ての投資と構築を完了させ、早期に大学や研究機関、企業などへ提供予定です。また計算基盤の稼働開始に伴い、SB Intuitionsは日本語特化の国産LLM開発に本格的に開始します。2024年内に3,500億パラメーターの国産LLMの構築を目指しており、日本語のデータセットを活用した高品質な国産LLMを開発することで、日本の商習慣や文化に適した生成AIサービスの提供の実現を図ります。
ソフトバンクは、日本の文化やビジネスの慣習などに最適な国産LLMを開発することで、デジタルの社会実装の実現するとコメントしています。またSB Intuitionsも、高い性能と安心・安全を兼ね備えた国産LLMの開発を行うと共に、日本の新たなデジタル産業のイノベーションや日本の生成AIの実装を加速するエコシステムを構築していくと述べています。
出典:ソフトバンク株式会社
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