鹿児島市立天文館図書館、画像解析AIによる蔵書点検・セルフ貸出システム導入
最終更新日:2022/08/08
鹿児島市立天文館図書館は京セラコミュニケーションシステムが提供するAI蔵書管理サポートサービス「SHELF EYE」を導入しました。
このAIニュースのポイント
- 鹿児島市立天文館図書館がAI蔵書管理サポートサービス「SHELF EYE」を導入
- 背表紙画像をAIが解析・管理することで蔵書点検における工数を削減
- 「SHELF EYE」と連携したセルフ貸出機も導入。有人カウンター業務を効率化
鹿児島市立天文館図書館は京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が提供するAI蔵書管理サポートサービス「SHELF EYE(シェルフアイ)」を導入しました。
SHELF EYEは、本の背表紙画像をAIで解析して蔵書点検の効率化を支援するサービスです。ICタグを利用する蔵書点検サービスは、全蔵書にICタグを貼付する工数や機器の導入コストが課題ですが、SHELF EYEはタブレットのカメラで背表紙画像を撮影するため低コストで導入できます。
セルフ貸出機は利用者自身で貸し出し手続きを行えるシステムです。セルフ貸出機をSHELF EYEの画像解析AIデータベースと連携させることで、背表紙画像から借りたい本を一括で識別することができ業務効率化を推進します。
天文館図書館は、鹿児島の中心部に位置し人気の繁華街として広く知られる天文館にあり、2022年4月にオープンした複合商業ビル「センテラス天文館」内に開館した、会話や飲み物も楽しめる新しいスタイルの図書館です。
基本的に年中無休で書架を整理する時間が限られていることから、短時間で効率よく蔵書点検や書架整理を行う必要があることから「SHELF EYE」と画像解析AIによるセルフ貸出機を導入しました。
運用開始月の貸し出し実績は約2万冊、貸し出し方法はセルフ貸出機が70%、有人カウンターでの従来方式が30%と、図書館運営においてセルフ貸出機の導入により有人カウンター業務の効率化を実現しました。
出典:PR TIMES
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