プロの接客ノウハウとAIデータ分析を融合させた教育実証を開始。Sapeetの「AIロープレ」で接客力を底上げ

最終更新日:2024/09/05

Sapeetは、自社の教育システム「AIロープレ」を宝飾店ハピネス・アンド・ディに導入されたと発表しました。接客トレーニングで全スタッフの接客技術力の向上を目指します。

このニュースのポイント

Sapeet開発の「AIロープレ」をハピネス・アンド・ディが導入。接客トレーニングに活用
「ハイパフォーマーAI分析」で優れたスタッフの接客ノウハウを定義し、AIアバターによる対話トレーニングができる「AIロープレ」に融合
AIロープレ研修を行うプロトタイプ検証では、一部スタッフにおいて接客力の向上を実証。9月には全店舗に展開予定

株式会社Sapeetは、自社開発の教育システム「AIロープレ」が宝飾品セレクトショップを展開する株式会社ハピネス・アンド・ディに導入されたと発表しました。2024年7月、8月の一部スタッフにおける実証を経て、同年9月には全店舗への展開を予定しています。

Sapeetは、現場の「ハイパフォーマー」の業務ノウハウをAIで分析・体系化し、全スタッフにまで落とし込む教育プログラムを提供しています。実際に、ハピネス・アンド・ディの販売成績上位10%のスタッフの接客音声を分析し、その接客技法を体系的に整備。さらに、自社開発の教育システム「AIロープレ」を活用し、ハピネス・アンド・ディの全販売スタッフの接客力向上を支援します。

今回のSapeetとハピネス・アンド・ディの取り組みでは、接客力の向上を図るために「ハイパフォーマーAI分析」と「AIロープレ」の二つのソリューションを融合しています。

「ハイパフォーマーAI分析」では、成績上位層スタッフ（ハイパフォーマー）の接客音声ログをAIで分析し、効果的な接客方法を体系的に整理することで、サービス品質の高い接客に必要なスキルを定義できます。

また「AIロープレ」では、ハイパフォーマーAI分析で定義した接客術を組み込み、AIアバターを顧客に見立てて実際の接客シーンを体験できるプログラムを構築しました。対話型トレーニングにAIアバターを活用することで、スタッフは場所や時間を問わず、ヒアリング力や質問に適切に対応するスキルを効率的に習得可能です。

7月には、一部販売スタッフを対象にAIロープレ研修を行うプロトタイプ検証を実施したところ、多くの参加者から接客力向上につながったと所感を得られました。8月にはさらに20店舗での運用テストを開始し、9月から全店舗展開に向けた準備を進めています。

Sapeetは、今後AIロープレ研修を通じて、高品質な接客技術の習得とスタッフの強みを引き出し、顧客に優れた購買体験を提供することを目指しています。

出典：PR TIMES