生成AI

最終更新日:2023/12/01
PR TIMESが2023年の企業トレンド調査を発表しました。「生成AI」や「ChatGPT」、「DX」などのキーワードに注目が集まり、今年は「AI」が急進した年になりました。
このAIニュースのポイント
11月30日、株式会社PR TIMESが、2023年1月1日から10月31日にかけて発表された30万1976件のプレスリリースを分析し、2023年の企業トレンドに関する総合的な調査結果を公開しました。この分析では、プレスリリースに登録されたキーワードを基に、企業の活動トレンドが可視化されます。
調査によると、2023年のプレスリリースのキーワード登録総数は38万6710種に上り、新型コロナウイルス感染症の5類引き下げの影響もあってか「イベント」が下半期に大きく伸びて、2019年以来の1位となりました。
一方、2020年以降定番となった「DX」は「●●DX」と細分化され、260種以上の多様な形で使用されています。このキーワードは医療、建設など様々な業界や、営業、経理など多岐にわたる職種で使われ、DXの普及が社会全体に広がりを見せました。
「●●DX」のキーワードは266種あり、そのうち97種が新出です。自治体DXや医療DXなど、DXが特定の業界や職種に適用される事例が増えており、DXのさらなる進化と普及が期待されます。
また、注目キーワードは「ChatGPT」と「生成AI」です。2023年には「ChatGPT」が3863件のプレスリリースで使用され、総合で24位にランクインしました。「生成AI」は、10月には「ChatGPT」を上回る415件で総合28位となり、技術の普及と進化が見られます。
なお「省人化」は、AIとDXの広がりに伴い、2021年77件から2023年213件へと増加しています。これは「DX」の普及や「AI」の広がりがビジネスの業務効率化につながり、「省人化」に関連するソリューションやサービスが増加していることが関係していると予想されます。
<ネットサービス・アプリ>カテゴリでは、昨年まで「DX」が1位を独占していましたが、2023年は3月以降「AI」の勢いを感じることができ、5月から8月にかけて「AI」が月間1位となりました。しかし、9月と10月には「DX」が再びトップに返り咲き、年間を通じて「DX」が1位、「AI」が2位の位置を確保しました。
その他、年間ランキングでは「NFT」が7位、「ChatGPT」が9位、さらに「ブロックチェーン」が10位、「メタバース」が13位にランクインするなど、ネットサービス・アプリカテゴリは技術的なキーワードが目立つ結果となりました。
分析担当の杉本氏は、今回のキーワードランキングを振り返り「今年で5回目の発表となりましたが、毎年のように大きな変動があることに驚いています。これはコロナ禍の影響と新技術の誕生、それを活用した新商品・新サービスの企業活動が反映された結果です。今後も多くのプレスリリースが発表され、新しい気付きを提供することを楽しみにしています」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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