OpenAI、ドイツの出版社アクセル・シュプリンガーとニュース記事利用で提携
最終更新日:2024/04/23
OpenAIは12月13日、ドイツの大手メディア企業アクセル・シュプリンガーとの提携を発表しました。
このAIニュースのポイント
- アクセル・シュプリンガー傘下のメディアのニュース記事を利用する権利を獲得
- 提携により、「ChatGPT」上の回答で記事の要約が読めるほか、記事へのリンクも表示
- OpenAIは大規模言語モデルのトレーニングのため、アクセル・シュプリンガーのメディアブランドのコンテンツを活用
米OpenAIは12月13日、ドイツの大手メディア企業アクセル・シュプリンガーとの提携を発表しました。OpenAIはAIシステム構築を目的とした今回の提携で、アクセル・シュプリンガー傘下のメディアのニュース記事を利用する権利を獲得しました。
アクセル・シュプリンガーは大手紙「WELT」や「BILD」のほか、ネットメディア「POLITICO」や「BUSINESS INSIDER」を運営しています。今回の提携で、「ChatGPT」上の回答で同社の最新有料記事の要約が読めるようになり、回答には記事へのリンクも表示されます。
また提携内容として、OpenAIが同社のテクノロジーを基盤とするアクセル・シュプリンガーによるAI技術導入をサポートするほか、大規模言語モデルのトレーニングを進めるために、アクセル・シュプリンガーのメディアブランドから質の高いコンテンツを利用することも含まれます。
関係者によると、今回の契約でOpenAIはアクセルシュプリンガー側へ、ニュースコンテンツの利用を巡って数年間にわたり数千万ユーロ(数十億円)を支払うとのことです。
OpenAIは今回の提携について、ジャーナリズムの持続可能な未来をサポートする新たな経済的機会を創出するための重要な一歩になると述べています。
出典:OpenAI
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