NVIDIAとSnowflakeが提携、企業の生成AIアプリケーション構築を支援

最終更新日:2024/01/17

NVIDIAとSnowflakeは、企業による生成AIアプリケーション構築を支援するために提携しました。

このAIニュースのポイント

NVIDIAはSnowflakeと提携し、企業による生成AIのためのデータ活用をData Cloud上で支援する
今回の協業によりSnowflake Data CloudにおけるAI機能が拡張され、企業はData Cloud内でカスタマイズされた生成AIアプリケーションを素早く構築可能
企業の専有データを管理するプラットフォーム内で構築するため、セキュリティを維持しながらコストと遅延を大幅に削減する

NVIDIAとSnowflakeは、6月26日にラスベガスにて行われたSnowflake Summit 2023において、企業による生成AIアプリケーション構築を支援するために提携しました。

この提携によりSnowflakeは、LLMを開発するためのNVIDIA NeMoプラットフォームと、NVIDIA GPUのアクセラレーテッドコンピューティングを利用し、Snowflake Data CloudにおけるAI機能を拡張します。今後、サービスを利用する企業はSnowflake Data Cloud内の自社データを使用して、チャットボット、検索、要約など、高度な生成AIサービス用のカスタムLLMを構築できます。

これにより企業は、数百テラバイトからペタバイトに及ぶ生のビジネス情報や、キュレーションされたビジネス情報などの専有データを移動することなく、Snowflakeプラットフォーム内で安全に管理可能です。また、すでに管理されているデータで生成AIアプリケーションを作成することができるため、データのセキュリティを維持しながらコストと遅延を大幅に削減することができます。

NVIDIAは「NVIDIAとSnowflakeはAIファクトリーを構築し、企業独自の貴重なデータを、画期的な新しいアプリケーションを実現するためのカスタム生成AIモデルに変えることを支援します」とコメントしています。

出典：PR TIMES