NEXCO東日本とNTTドコモ 「AI 渋滞予知」。京葉道で実証実験開始
最終更新日:2022/08/24
NEXCO東日本とNTTドコモは、アクアラインと関越道でこれまで実施してきた「AI 渋滞予知」について、2022年7月28日(木)から京葉道路でも実証実験を開始しました。
このAIニュースのポイント
- NEXCO東日本とNTTドコモの「AI 渋滞予知」が京葉道路でも実証実験を開始
- AI 渋滞予知は、リアルタイム版モバイル空間統計とNEXCO東日本が保有するデータをもとにドコモが開発した技術
- AI 渋滞予知は、NEXCO東日本のWeb サイトのトップページよりバナーをクリックして利用が可能
東日本高速道路株式会社と株式会社NTTドコモは、CA東京湾アクアラインおよび、E17関越自動車道でこれまで実施してきた「AI 渋滞予知」について、2022年7月28日から新たにE14京葉道路でも実証実験を開始しました。なお、京葉道路の「AI 渋滞予知」では上り線の「蘇我IC〜篠崎IC」が対象となっています。
さらに、人口統計データの作成からAI による予測、予測情報の配信までを⾼速化する、ドコモが新たに開発した技術により、同日から予測の配信時刻を14時から13時に1時間前倒しし、午後の予定をより早く計画していただけるようサービス向上させました。
AI 渋滞予知は、ドコモが持つ携帯電話ネットワークの仕組みを利⽤して作成されるリアルタイム版モバイル空間統計と、NEXCO東日本が保有する過去の交通量・渋滞・規制などの実績データをもとにドコモが開発した「AI 渋滞予知」技術、さらにNEXCO東日本の交通工学的知見・ノウハウを掛け合わせることで、当日の人出から所要時間や交通需要を予測しドライバーに配信しています。
今回実施する京葉道路は、東京都心と千葉県を結ぶ重交通路線であり、NEXCO東日本管内でも渋滞が多く発生する路線の⼀つで、特徴として、平日と休日で利用者特性が異なるため渋滞発生状況が複雑に変化し、インターチェンジの間隔が短く、⼀般道との流出⼊が頻繁に発生、東関道や千葉東金道路といった同じ千葉県内の他路線からの流出入があるのが特徴となっています。
NEXCO東日本とドコモは、AI 技術を使って渋滞予測の精度を高め、ドライバーの渋滞回避に役立て欲しいと考え、京葉道路への「AI 渋滞予知」の拡張を検討。今回、アクアラインや関越道で提供している「AI 渋滞予知」の技術を拡張し、より細かく人口統計の増減を分析することなどにより、このような複雑な条件下においても交通需要を予測する技術を新たに確立することに成功し、京葉道路に「AI 渋滞予知」を導入することになりました。
AI 渋滞予知は、NEXCO東日本のWeb サイト「ドラぷら」のトップページから利用可能です。
出典:共同通信PRワイヤー
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