生成AI

最終更新日:2022/09/30
NECと東北大学病院は、医師の働き方改革に向け、AI技術を活用し、医師の業務課題の抽出と改善策の提示を行う新たな要因解析モデルの有効性を検証する実証実験を10月1日から開始します。
このAIニュースのポイント
NECと東北大学病院は、医師の働き方改革に向け、カメラ映像やウェアラブルデバイスで取得したデータを解析するAI技術を活用し、医師の業務課題の抽出と改善策の提示を行う新たな要因解析モデルの有効性を検証する実証実験を10月1日から開始します。
この実証は、東北大学の未来型医療創造卓越大学院プログラムを起点として、東北大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の医師を対象に、業務種別ごとに業務の量や質および医師の肉体的負荷や心理的負荷を可視化し、根本的な業務課題の抽出に向けたデータ分析の有効性を検証します。
具体的には、医師の動線上に設置したカメラ映像や医師が装着するウェアラブルデバイスから取得する情報を分析し、医師の活動内容やストレス度を可視化します。これらの情報に加え、入退室情報や端末操作のログ情報を合わせて分析し、医師の業務改善につながる課題を自動的に抽出します。さらに、これら課題に対する業務改善策を導き出し、その改善効果を検証します。これら一連の作業にAIを活用します。
今回の実証で、活動内容の可視化やストレス度の可視化で得た情報から、NEC独自の要 因解析モデルによって医師の業務内容を自動で分析し、業務の効率化と持続化の両立に向けた業務改善の要因を推定します。
分析結果から課題に対する改善方法を提示し、業務改善効果の検証までを行います。
出典:NEC
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