NECと石坂産業、スマートプラント実現に向けローカル5GとAIを活用した実証実験実施
最終更新日:2023/01/19
NECと石坂産業は、ローカル5GとAIを活用してスマートプラントの実現を目指す実証実験を2022年10月~12月に実施しました。
このAIニュースのポイント
- 石坂産業の再資源化プラントでは接触事故のリスク低減や、粉じんの多い労働環境の改善が課題
- 実証により重機に無駄な動きがないか確認でき、改善ポイントの発見や業務効率化の検討に繋がった
- ローカル5Gを用い入り組んだ場所での無線状況を把握し、省人化の実現に向けて多くの知見を得られた
日本電気株式会社(NEC)と石坂産業株式会社は、再資源化処理を行う石坂産業のプラントにおいて、ローカル5GとAIを活用してスマートプラントの実現を目指す実証実験を2022年10月~12月に実施しました。実証には、ローカル5G構築やAI実装を積極的に支援するインテル株式会社も参画し、異業種間連携で各社のノウハウ・技術を結集しました。
廃棄物処理業界では人手不足が深刻な課題です。石坂産業の再資源化プラントでは、重機と作業員が同じヤードで連携して作業する際の接触事故のリスク低減や、粉じんの多い労働環境の改善が課題となっています。
今回の実証では、ローカル5Gの高速・大容量・低遅延の特長を活かして、重機の稼働状況や廃棄物の処理量をリアルタイムで可視化し、作業効率の改善検討やリスクの把握を実施しました。また重機の遠隔操縦により、作業の効率化・省人化に加え、過酷な現場から離れた安全・安心な作業環境の実現に向けて検証を行いました。
プラント内の作業状況の可視化として、廃コンクリート処理プラント内に、インテルXeonプロセッサー搭載サーバを活用したローカル5Gの仮想化無線ネットワーク環境を構築し、作業エリアと重機に設置したカメラやセンサからリアルタイムにデータを収集しました。
また、インテルCoreプロセッサー搭載パソコンを用いて、現場での作業状況の把握、作業データの数値化、重機の動きやピットの状況をセンシングし、ディスプレイ上に再現して可視化しました。リアルタイムに状況を判別することで、重機に無駄な動きがないか確認でき、改善ポイントの発見や業務効率化の検討に繋がりました。
重機の遠隔操縦実証では、混合廃棄物処理プラント内に、サーバと無線技術を活用した重機の遠隔操縦環境を構築し、混合廃棄物を再資源化プラントに投入する際の安全・安心な作業環境を実現しました。
また粉塵が多く、ベルトコンベアーなどの機器が複雑に設置されたプラント内環境のローカル5G電波環境の情報も収集しました。入り組んだ場所での無線状況を把握することで、さらなる利用エリアの拡大や新たな用途での効率化・省人化の実現に向けて、多くの知見を得られました。
NECは「石坂産業と共に、今後も石坂産業のスマートプラント化の促進に向けて、様々な実証を進めていきます」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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