生成AI

最終更新日:2025/12/17
三井物産 EVERSTEELへ出資
三井物産は、鉄スクラップの検収AIシステムを開発・販売するEVERSTEELへの出資参画を発表しました。今回の出資を通じて鉄鋼業界のDXに貢献するシステム開発・現場導入を加速します。
このニュースのポイント
三井物産株式会社は、鉄スクラップの検収AIシステムを開発・販売する株式会社EVERSTEELへの出資参画を発表しました。
鉄鋼業界では、脱炭素化への対応として二酸化炭素の排出が少ない電炉方式による鋼材生産量の増加が見込まれています。それにより、原料となる鉄スクラップの需要も増加すると見込まれています。
しかし、現場の品質判定・荷受作業を担う人材の不足や高齢化が進んでおり、鉄スクラップの安定調達や品質確保の効率化・高度化は、業界全体の競争力の維持・強化に不可欠です。

EVERSTEELは、「鉄を未来の主役に」をビジョンに掲げる東京大学発のスタートアップ企業で、鉄鋼・リサイクル業のDX化に資する製品開発に取り組んでいます。AI画像認識技術を活用し、鉄スクラップの品位特定や不純物検知を自動化する検収AIシステムを国内で先駆けて開発・商品化しており、複数の国内製鉄現場での導入実績があります。
三井物産は、今回の出資を通じてEVERSTEELの経営や事業拡大に向けた支援を実施します。また、三井物産と国内関連企業であるエムエム建材がEVERSTEELの営業支援を行い、鉄鋼業界のDXに貢献するシステム開発・現場導入を加速します。
三井物産は、同社が有する鉄鋼バリューチェーンの事業基盤・ネットワークとDXソリューションをかけあわせることで、鉄鋼業界の低炭素化と競争力強化に貢献していくとしています。
出典:三井物産
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