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最終更新日:2024/01/26
グローリーは、人の骨格から姿勢を正確に認識できるAI画像認識技術を用いた転倒検知システム「mirAI-EYE(ミライアイ)」を1月10日より発売開始しました。
このAIニュースのポイント
グローリーは、赤外線3次元センサーを活用し、人の骨格から姿勢を正確に認識できるAI画像認識技術を開発しました。その技術を応用した高齢者施設などの居室を見守る転倒検知システム「mirAI-EYE(ミライアイ)」を1月10日より発売開始しました。
「ミライアイ」は、エコナビスタ株式会社と共同開発したもので、エコナビスタが提供する高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビDr.」と連携し、高齢者の安全・安心と介護スタッフの負担軽減を実現するシステムです。
高齢者施設内における事故のおよそ6割が転倒によるもので、特に早朝や深夜に多く発生しており、介護スタッフは昼夜を問わず居室への見回りが必要となり、深刻な人手不足のなか大きな負担となっています。従来の居室見守りシステムにおいては、転倒していないのに発報するケースがありました。グローリーは、さまざまな姿勢を機械学習させたAI画像認識技術により、高齢者の物を拾う動作やベッドに座る動作等を誤検知する問題を解決し、高精度な検知を実現するミライアイを開発しました。
ミライアイは、赤外線3次元センサーにより読み取った入居者の姿勢をAIが「転倒」と判断すると、ライフリズムナビ+Dr.と連動し、事務所の管理PCと介護スタッフのモバイル端末へ通知します。また、「転倒」だけではなく、転倒に至りそうな「起き上がり、端座位、離床、ずり落ち、横たわり」を含めた6動作を検知するため、訪室が必要なタイミングを的確に捉えることができ、介護スタッフの負担軽減と、事故の予防や早期発見が可能です。
搭載されている赤外線3次元センサーで用いる電磁波は、太陽光と干渉しない人の目に見えない波長を使い、直射日光の入る日中や就寝時の真っ暗な居室でも正確に転倒などの検知が可能です。また、センサー部は回転し、人の動きを追従するので居室内の広範囲(3m×6m)を見守ることができます。
加えて、管理PCで通知履歴、録画映像の保存、閲覧ができます。過去履歴や保存データより詳細な状況を把握、家族等への説明や事故防止策の検討に活用できます。モザイク設定機能により、プライバシーに配慮した検知やライブ閲覧による見守りも可能です。
グローリーは「今後も技術の研鑽とオープンイノベーションの推進により、ヘルスケア分野における社会課題の解決と、安心・安全な社会の実現に貢献していきます」とコメントしています。
出典:PR TIMES
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