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最終更新日:2024/03/08
香川高等専門学校は、東大松尾研究室の講師による、AIの最新動向や様々な手法を習得する「AIサマースクール」を9月21日~29日に遠隔開講しました。約120名の方が受講し、深層学習モデルを実装できる能力を5日間で習得しました。
このAIニュースのポイント
香川高等専門学校は、東京大学大学院工学系研究科松尾研究室の講師による、AIの最新動向や様々な手法を習得する「AIサマースクール」を9月21日~29日(内、5日間)に遠隔開講しました。
AIは、近年目覚ましい発展を遂げており、エンジンやトランジスタに匹敵する極めて汎用性の高い重要技術であり、これからの生活に欠かせないものになると予想されています。そんなAIやデータサイエンスに関する技術について正しく理解するとともに、プログラミング演習を通して深層学習モデルを実装できる能力を全5日間(計30時間)で集中的に習得します。
香川高専と松尾研究室は、平成30年8月に香川県三豊市との三者で、「AI(人工知能)技術による地域活性化・人材育成等に向けた連携協力に関する合意書」を交わし、それぞれが有する人的・物的・知的資源を有効に活用して協力することにより、AI(人工知能)技術による地域活性化・人材育成・社会実装を推進しています。平成31年4月には、「一般社団法人みとよAI社会推進機構MAiZM(マイズム)」を三者で設立し、人材育成や地域社会の課題解決に向けた取り組みをスタートしました。
AIサマースクールは、AI(人工知能)やデータサイエンスに関する技術について正しく理解するとともに、実際のプログラミング演習を通して深層学習モデルを実装できる能力を集中的に習得することを目的としています。講義は東京大学大学院工学系研究科松尾研究室で深層学習を研究している講師が行いました。
例年、講師が本校(詫間キャンパス)に来校して対面講義を行っていましたが、昨年度より新型コロナウイルス感染症対策と本校以外の全国の高専からも受講できるように松尾研究室から遠隔配信により実施しました。本講座は、平成30年8月から毎年夏に開講しており、今年で4回目となります。
過去の受講者には本スクールの受講がきっかけとなり、高専を卒業後に東京大学に編入学した学生や、ベンチャー企業を立ち上げて活躍している学生がいます(送電線の異常検知技術のシステムを開発する企業や、AIの技術と他のデバイスを組み合わせて情報のサイクルを上手に回すことのできるシステムを開発する企業)。
今回は、21高専(本校含む)の学生および教職員と関係企業4社より、約120名の方が受講しました(内訳:本科3~5年生・専攻科生・教職員が多数、分野は電子・電気・機械・情報・通信・制御・商船・生物など多岐にわたる)。5日間という限られた期間ではありましたが、全国の高専関係者および地域の技術者・研究者のAI技術教育と、今後のAI人材育成へ結びつく有意義な講義となりました。
今年度の本スクールの授業内容は、後日、高専機構内で無料配信を予定(現在調整中)。また、次年度は本校(詫間キャンパス)に講師を招いての対面講義を考えており、同時に遠隔配信も検討しています。
出典:PR TIMES
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