世界初!人が笑ったときに適切に笑い返す会話ロボット、京大研究グループ
最終更新日:2022/09/30
京都大学の研究グループは、人が笑ったときに適切に笑い返すことができる会話ロボットを世界で初めて開発しました。
このAIニュースのポイント
- 世界初の、人が笑ったときに適切に笑い返す会話ロボット
- 同調笑いのモデルを会話ロボットの機能として統合し、その有効性を確認した
- 人と共生する会話ロボット・AIの実現に寄与することが期待される
井上昂治情報学研究科助教、Divesh Lala同特定研究員、河原達也同教授の研究グループは、人が笑ったときに適切に笑い返すことができる会話ロボットERICAを世界で初めて開発しました。
本研究グループは、相手に共感するためのふるまいとして、相手が笑ったときに、それにあわせて自分も笑う「同調笑い」に着目しました。初対面の男女による会話データをもとに、相手の発話の音声的な特徴に基づき、相手が笑ったか、自分も笑うか、そして笑う場合はどのように笑うかを判定する3つのモデルを構築しました。この同調笑いのモデルを会話ロボットの機能として統合し、その有効性を確認しました。
本研究の成果は、特に日本のような高齢化社会において期待されている、人と共生する会話ロボット・AIの実現に寄与することが期待されます。
研究に携わった井上昂治さんは、「ERICAさんが初めて一緒に笑ってくれたときは、まるで心が通じあったように感じました。しかし今回実現した機能は、私たち人間が日常の会話で行っている「笑い」という行為のうち、ごく一部の表面的なものにすぎません。すべてが実現できたとき、「なぜ私たちは笑うのか」という哲学的な問いに対する一つの答えになるかもしれません。」とコメントしています。
出典:京都大学
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