KPMGジャパン、企業のAIガバナンス構築を支援するアドバイザリーサービスを提供開始

最終更新日:2024/06/26

KPMGジャパンは、企業が積極的にAIを活用し、適切なリスク管理ができるガバナンス構築を支援するため、独自の戦略的ビジネスフレームワークと、国内外の知見に基づくアドバイザリーサービスの提供を開始しました。

このニュースのポイント

KPMGジャパンが独自の戦略的フレームワークと国内外の知見をベースとしたアドバイザリーサービスを提供開始
独自のフレームワーク「KPMG Trusted AI」を活用し、企業価値の向上に取り組む
専門性・強みを活かした専門家チームを組成し、企業のAIガバナンス構築を支援していく

KPMGジャパンは、独自の戦略的ビジネスフレームワーク「Trusted AI Framework」と、国内外の知見に基づいたアドバイザリーサービスの提供を開始しました。企業が積極的にAIを活用し、適切なリスク管理ができるガバナンス構築を支援していきます。

生成AIの登場により、人々はAI活用の様々な可能性に期待する一方で、それに伴うリスクが大きな課題となっています。企業はリスクを適切に管理しながらも、積極的にAIを活用して競争力を強化する必要があります。

日本国内では2019年に公表の「人間中心のAI社会原則」をもとに複数のガイドラインを統合し、「AI事業者ガイドライン」が示されています。国内外を問わず、AIに対するリスクマネジメントは企業が取り組むべき社会課題のひとつと言え、またモデル・リスク管理の原則に則った対応が期待される金融機関のように、業界固有の要求事項への対応が求められることも考えられます。

これまでKPMGジャパンは、あずさ監査法人とKPMGコンサルティングを中心に、企業におけるAI利活用促進やリスク管理に関わるサービスを提供してきました。

今回、相互のサービス開発および提供を一体的に運営し、経験・実績や専門性・強みを活かした専門家チームを組成しました。

KPMGインターナショナルが構築した「KPMG Trusted AI」フレームワークや、各国政府や公的機関が発行する指針・ガイドラインや、進展する法制化動向等をアドバイザリーに取り入れ、企業のAIガバナンス構築を支えていきます。

「KPMG Trusted AI」フレームワークは、AIの活用・導入を加速する際に、先進的な技術が複雑性とリスクをもたらす可能性がある状況に利用されます。責任ある倫理的な方法でAI戦略とソリューションを設計、構築、展開、使用するための戦略的アプローチとフレームワークで、企業価値の向上に貢献していきます。

「KPMG Trusted AI」サービスオファリングは、「AI Risk Assessment（評価、戦略および計画支援）」「AI Regulation ＆ Compliance（規制対応支援）」「AI Risk Transformation（ガバナンス体制構築支援、開発環境整備支援）」「AI Risk Monitoring（モニタリング体制構築支援）」の4つを軸としたサービスです。