伊藤忠とIdein、AI/IoT市場のエッジ領域の開拓に向け資本業務提携に合意
最終更新日:2024/03/13
伊藤忠商事とIdeinは、2022年12月15日に資本業務提携に合意しました。
このAIニュースのポイント
- Ideinの「Actcast」は安価なデバイスによる画像や音声の解析が可能で、DX等システムの導入・運用コストを大幅に削減できる
- ActcastのAIカメラを活用した顧客行動分析等の開発を共同で推進してきた
- 「FamilyMartVision」をモデルにパッケージサービス化し様々な業態に展開していく
伊藤忠商事株式会社と、Idein株式会社は、エッジAI技術を活用したリアル空間の行動データ可視化によるAI/IoT市場のエッジ領域の開拓に向けて、2022年12月15日に資本業務提携に合意しました。
Ideinは、安価な汎用デバイスであるRaspberry PiによるエッジAI解析を可能にする高い技術力を持つスタートアップ企業です。2020年には、その技術力を活用し、AI/IoT開発・運用プラットフォーム「Actcast」を開発しました。利用者は「Actcast」を通じて安価なデバイスによる画像や音声の高度な解析が可能となり、DX等システムの導入・運用コストを大幅に削減することが可能です。これまでに大手小売や通信キャリア、鉄道等に「Actcast」を通じたエッジAIサービスを提供しており、2021年には国内シェアNo.1を獲得しました。
両社はこれまで、伊藤忠商事グループ最大の消費者基盤であるファミリーマートと、伊藤忠商事とファミリーマートの合弁会社であるゲート・ワンと共同で、ActcastのAIカメラを活用した顧客行動分析等の開発を共同で推進してきました。具体的には、伊藤忠商事グループで推進してきた全国34都道府県・合計3,000店のファミリーマートの店内にデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」を設置する事業において、Actcastを搭載したAIカメラを一部採用することによりプライバシーに配慮した広告効果測定の基盤を構築しています。
両社がファミリーマート、ゲート・ワンと共同で既に取り組んでいる、AIカメラを活用した顧客行動分析等の開発においては、今後、「FamilyMartVision」をモデルにパッケージサービス化し、スーパーマーケットやドラッグストア等の小売事業者や、小売以外の他業態に展開していく予定です。
出典:PR TIMES
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