G検定試験直前!合格者インタビュー
最終更新日:2024/04/11
ディープラーニングの基礎知識を有しているかを検定する資格試験「G検定」の試験日まで、残り8日となりました。今回は、昨年G検定を受験し、見事合格された弊社AIsmileyスタッフのSさんに、試験日の様子や勉強方法などをインタビューしました。
G検定とは
G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(以下JDLA)が実施している資格試験です。ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する資格試験です。出題範囲は人工知能の歴史から、機械学習の基礎・具体的な手法、基礎数学、ディープラーニングの手法・研究分野、倫理・時事問題と幅広く出題される試験となっております。
~G検定試験概要~
受験資格:制限なし
受験方法:オンライン受験
受験費用:一般:12,000円(税抜)、学生:5,000円(税抜)
申し込み方法:JDLA公式G検定受験申し込み専用サイト https://www.jdla-exam.org/d/
申し込み期日:2021年2月10日(水)13:00〜2021年3月12日(金)23:59(予定)
G検定合格者インタビュー
昨年G検定を受験し、見事合格された弊社メディア事業部のスタッフSさんにインタビューしました。リモート勤務となるため、zoomでのインタビューを行いました。
~AIsmiley所属のSさんプロフィール~
・明治大学卒業。大学では海外文学を学ぶ
・株式会社アイスマイリーに入社し、メディア事業部でAIに関する情報発信を行っている
・趣味:インテリアを考えること。観葉植物やお洒落な家具を集めることにはまっている
―「G検定」を受けようと思ったきっかけは何ですか?
――Sさん
私はアイスマイリーに新卒入社したのですが、インターンシップ生として働く中で、AIのネット記事を読んでいても専門用語ばかりでわからないことがたくさんあると感じました。社内でのコミュニケーションにおいてもそうですが、AI開発会社の方とビジネスの話をするには、一度体系的にAIを学ばないといけないのではと考えました。
―「G検定」の勉強を通して仕事に活かされていると感じたことはありましたか?
――Sさん
「AI」「人工知能」「機械学習」といった言葉の定義や、AIに「出来ること」と「出来ないこと」がおおよそ把握できるようになったと感じました。ビジネスマンとしてまだまだ勉強途中ですが、AIについては同じ目線で話ができるようになったという自信がつきました。
―具体的には、どのような参考書を使って勉強しましたか?
――Sさん
日本ディープラーニング協会が出版している公式テキスト『深層学習教科書ディープラーニングG検定公式テキスト』です。通称”白本”と呼ばれるテキストには、技術的な話はもちろんですが、AIの歴史から倫理問題まで、AI全般の知識が分かりやすくまとめられています。
―上記参考書以外に利用したものはありますか?
――Sさん
試験に合格の近道は、過去問や試験問題の傾向を把握することが大切だと考えていました。そこで、「徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト 問題集」のkindle版を買って通勤時などに読む習慣を付けました。JDLA推薦図書の中には、様々な参考書が紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
―特に重点的に対策したテーマはありましたか?
――Sさん
どの分野も偏りがないように、何度も万遍なく勉強しました。ただ、試験後にもっと倫理や法律の知識をいれておけばよかったなと感じました。特に時事問題の出題数が多かったので、普段から自己学習をしておくことをお勧めします。G検定の試験対策と直接には関わらないかもしれませんが、日頃の自己学習として「図解 人工知能大全 AIの基本と重要事項がまとめて全部わかる 」も読んでいました。
―倫理や法律問題等の時事問題はどのように対策しましたか?
――Sさん
日頃からAI関連のニュースに触れておくことは意識しました。特に「自動運転」などホットなニュースは随時情報を取り入れておくと良いと思います。JDLA公式サイトには、模擬試験が無料で受けられるコンテンツや、通常よりもお得に対策できるG検定学習コンテンツが充実しているのでおすすめです。
―話題のニュースはどのようなコンテンツを参考に情報収集されましたか?
――Sさん
「スマートニュース」や「NEWS Picks」などは、移動中でも手軽でタイムリーな情報を得られるのでよく利用していました。経済誌で話題になっている特集記事をじっくり読んでみることも大切です。
―試験対策にはどのくらいの期間設けましたか?
――Sさん
参考書を購入したのは試験の約半年前でした。一日コツコツというタイプでもないので、勉強時間を確保できるときに集中してやっていました。トータルでは50時間くらいでしょうか。AIプログラミングスクール「AIジョブカレ」を運営しているエッジテクノロジー株式会社から、「G検定直前対策講座」が提供されているので、今からでも間に合うと思いますよ。
―G検定はオンライン受験のため、受験中にわからない用語を確認するためのシートを事前準備される方も多いと聞きます。
――Sさん
スプレッドシートに単語と意味をまとめておき、どうしても分からないときにシート内検索にかけるのが効率的だと感じました。試験中にアナログで調べる手間や、グーグルでのキーワード検索をする余裕はありませんでした。
―試験時間が2時間で問題数200問超出題されますが、問題を解くペース配分についてどのようなことを意識していましたか?
――Sさん
集中力を切らさないことが大切だと思います。一般的なテストでもよくあることですが、回答時間が1問あたり約30秒しかないので、質問が頭に入ってこないといったことの無いようにしたいですね。
―試験1カ月前の試験勉強方法としてご自身で工夫されていたことがあれば教えてください。
――Sさん
とにかく用語確認シートに精を注ぎました。残り期間1ヶ月を切ると、難しいことを理解することに時間を割くよりは、とにかく知識を頭にインプットして、カンペにアウトプットする習慣をつけておけば良いと思います。
―最後に、試験日を直前に迎えた受験生に何か一言、アドバイスお願いします。
――Sさん
G検定学習で学んだ内容と、AIに関心を持ち続ける姿勢は後になって必ず生きると思います。AIはどんどんアップデートし続けるので、早いうちに興味を持って取り組む習慣がきっと役に立つと感じています。試験に合格すると、署名に使える合格認証ロゴがもらえます。他には、合格者のみが参加できるSlackをベースとしたコミュニティ「CDLE」での勉強会や様々なイベントへ参加することができます。
人工知能の技術が気になっているものの学ぶのは何だか難しそう、と感じる方も少なくないと思います。しかしG検定は受験資格に制限がなく、様々な参考書や学習コンテンツがあるため、人工知能を学ぶはじめの一歩としてビジネスパーソンにおすすめの試験だと感じました。私もG検定の受験にチャレンジしてみようと思います。
今後G検定の受験は、AIを活用したプロジェクトで活躍できるAI人材の育成第一歩としてますます注目を集めていくでしょう。
G検定をきっかけに、本格的にAIについて学びたいという方向けに、AI人材育成・教育-AIサービスをまとめて比較検討できる「AI人材育成・教育のサービス」を一覧にまとめました。ぜひご活用ください。
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