IBMが「watsonx」に新たな生成AI基盤モデルを追加。AI機能を強化へ
最終更新日:2023/09/26
IBMは企業向けAIおよびデータのプラットフォーム「watsonx」に新しい生成AIモデルを追加し、機能強化を図る計画を発表しました。
このAIニュースのポイント
- IBMが「watsonx」に新たな生成AIモデルと機能強化を図る計画を発表
- 「Tuning Studio」や「合成データ・ジェネレーター」などの新機能がリリース予定
- IBMの生成AIは信頼と透明性の原則を中心とした学習プロセスを確立
IBMは2023年9月7日、企業向けAIおよびデータのプラットフォーム「watsonx」に、新たな生成AIモデルを組み込むことで機能強化を図る計画を発表しました。watsonxは「watsonx.ai」「watsonx.data」「watsonx.governance」の3つの主要なソリューションから成り立っており、様々な規模やアーキテクチャでの基盤モデル・ファミリーを構築しています。
今回追加される基盤モデルとしては「Graniteシリーズ・モデル」が追加され、サードパーティ製の「Llama 2-chat」と「StarCoder」の提供もwatsonx.aiで提供開始されています。IBMは、自社の基盤モデルの学習プロセスにおいて、信頼と透明性の原則を重視しています。このプロセスは、厳密な規範を持つデータ収集から始まり、ガバナンス、リスク評価、プライバシー懸念、バイアス軽減、コンプライアンス確保というステップを経ています。
IBMは効率的かつ低コストに基盤モデルをチューニングできる「Tuning Studio」のリリースを予定しており、人工的な表形式データセットを作成できるよう支援する「合成データ・ジェネレーター」については既に提供開始済みです。また、IBMは「watsonx.data」に「watsonx.ai」の生成AI機能を組み込み、ユーザーがセルフサービスの体験を通じてデータの発見や視覚化、調整ができるよう計画しています。これに伴い、ベクトル・データベース機能も統合される予定です。
IBMはハイブリッドクラウドやAI、コンサルティング・サービスの提供を通じて、世界中の多くの企業や政府機関のデジタル変革を支援しています。
出典:IBM
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