AI頭痛問診アプリ、糸魚川総合病院 医師が開発に着手 正しい知識の啓蒙に貢献
最終更新日:2023/12/20
糸魚川総合病院は人工知能による頭痛問診アプリ「AI頭痛問診こむぎ」の開発に着手することを発表しました。
このAIニュースのポイント
- 予防治療の重要性を啓蒙し結果、市民の頭痛に対するリテラシーが向上
- AI頭痛問診こむぎ、正しい知識の普及に期待
- 頭痛患者と頭痛にかかわる医師の両方が幸せになることを目指す
糸魚川総合病院 脳神経外科医長 勝木将人は人工知能による頭痛問診アプリ「AI頭痛問診こむぎ」の開発に着手することを発表しました。
糸魚川総合病院は糸魚川市などと協力して頭痛の疫学調査や啓発活動を行ってきました。生活に支障をきたす片頭痛の有病率が10%弱、痛み止めの飲み過ぎによって悪化した状態である薬剤の使用過多による頭痛の有病率が2.3%であることなどを明らかにしました。
不適切な治療による頭痛悪化を防ぐために、頭痛に関する啓発活動を行い、「頭痛は痛いときに用いる痛み止めだけでなく、痛くならないようにする予防治療が重要であること」を広く伝えた結果、糸魚川市民の頭痛に関する知識は啓発前に比べて向上しました。
これらの調査と啓発活動を通じて、患者の中には「自分の頭痛は治療の必要がない」と思いこんでいる人がいること、頭痛の予防治療でよくなることを患者も医師も知らないことが分かりました。
AI頭痛問診こむぎは、これらの解決に役立つAIとして開発されています。デジタル化が進む中でこのAIが普及することにより、地域の偏在などなく頭痛の正しい知識の普及と適切な診療水準を達成し、頭痛患者と頭痛にかかわる医師の両方が幸せになることを目指します。
出典:PR TIMES
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