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HDR対応カメラボード商品化!エッジAI活用で様々な環境下において鮮明な撮影が可能に

最終更新日:2024/03/11

ソニーセミコンダクタソリューションズは、広いダイナミックレンジに対応した価格帯のカメラボードを4月28日に発売しました。

このAIニュースのポイント

  • ソニーセミコンダクタソリューションズが新たなカメラボードを4月28日に発売
  • 「SPRESENSE™」の新ラインナップとして広いダイナミックレンジに対応
  • 従来品では撮影が難しかった環境下においても鮮明な画像を得ることが可能に

ソニーセミコンダクタソリューションズは、IoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE™」(スプレッセンス)の新たなラインナップとして、広いダイナミックレンジに対応した価格帯のカメラボードを4月28日に発売しました。

この商品は、ハイダイナミックレンジ(HDR)対応のソニー製イメージセンサー「ISX019」を搭載し、暗所や逆光など、従来品では撮影が難しかった環境下においても鮮明な画像を得ることを可能としました。

さらに、チップ内で異なる露光条件の画像を合成するDOL-HDR(デジタルオーバーラップハイダイナミックレンジ)技術を採用することによって、従来比約2倍となる120dBの広いダイナミックレンジによる撮像も可能です。加えて、消費電力を抑え、バッテリーでも駆動可能なため、電源の確保が難しいシーンでの活用にも対応しています。

現在拡大を続けるIoT市場では、環境やインフラのモニタリング、セキュリティカメラなど様々な場面において、より高精度なイメージングやセンシング技術を活用したソリューションが求められてきました。

HDRカメラボードの登場により、河川や山林・農地などの省電力環境モニタリングや、出入口など明暗差の大きい場所でのセキュリティカメラ、生産設備における、生産状況の監視や設備内部の異常監視などへの活用が期待されます。

すでに発売されているスマートセンシングプロセッサ搭載のSPRESENSEメインボードとSPRESENSE HDRカメラボードを組み合わせて使用することで、カメラボードで撮像した画像データや各種センサーからの情報を組み合わせ、エッジAIが認識処理してデータを圧縮し、豊富なネットワークオプションを通じて送信することが可能です。

この商品の登場により、低消費電力で高画質な撮像にも対応した汎用性の高いシステムアプリケーションを個人でも容易に開発することが可能となりました。より高性能な撮影機器を求めている人は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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